私の出資馬のインプロヴァイズがこのレースに出走する。昨年の覇者ファイナルフォームと同じ堀宣行厩舎＆戸崎圭太騎手のコンビだ。調教師、騎手ともに二連覇を狙う。堀厩舎のラジオNIKKEI賞の過去10年の戦績は過去10年[2-1-1-1]。いずれも現行と同じハンデ戦になってからの成績だ。好走率はかなり高い。須田鷹雄さんが言うには「ラジオNIKKEI賞に合うのは「セミ晩成」とでもいうべき、能力はあるが大成が春クラシックよりわずかに遅れてきたタイプ。」だそうであり、堀厩舎には素質馬は多いものの早くからイケイケで使うわけではないのでこのタイプにハマりやすいのだそうである。２歳重賞の東スポ杯２歳Ｓでコディーノの３着と好走した馬なので晩成に当たるかどうかは不明だが、まだまだ伸びしろはあるだろう。その後500万をなかなか勝てなかったが、前走は鮮やかな切れ味を見せてようやく500万条件脱出。500万を勝ったばかりなので実力はあるもののハンデはそれほど重くならず狙い目である。また、堀厩舎＆戸崎騎手の昨年１月からの福島での戦績は先週終了時点で[4,0,0,1]。土曜日も福島で２着しており、福島ではほぼ完璧な成績を残しているのも心強い。また、今年は東京開催が増えた関係でこのレースは開幕週のパンパンの馬場で行われる。切れ味勝負のインプロヴァイズにはプラス材料だ。これだけのプラス材料が揃ったのだからインプロヴァイズを本命としよう。

　相手筆頭は毎日杯でキズナの２着だったガイヤースヴェルト。３馬身差を付けられたもののその実績は評価に値する。ＮＨＫマイルＣは５着だったものの1800mの方が合っているだろう。鞍上の内田騎手は週半ばのシルクのテレホンサービスではフラムドグロワールに騎乗予定と言われていたが、結局外ガイヤースヴェルトを選んだ。フラムドグロワールの方がＮＨＫマイルＣで３着と成績的に上なのだが、内田騎手が選んだ馬ということでガイヤースヴェルトの方を上に評価した。それから間にダービーを挟むよりもＮＨＫマイルから直行の方がローテーション的にも余裕があるし、このレースを目標に仕上げている可能性が高い。能力的には甲乙つけがたいがガイヤースヴェルトを２番手、フラムドグロワールを３番手の評価とする。

　もう１頭プリンシパルＳ２着のミエノワンダーもダービーに出走せずここに狙いを定めて来ていることから勝負がかりと思われる。押さえておこう。