桜花賞馬のアユサンが左前脚の腱周囲炎で年内休養となりここに出てこないのは残念だが、それでも春のクラシックを賑わした有力馬が揃っている。過去の傾向を見るとオークス馬はここ１０年で２冠馬ジェンティルドンナ以外は馬券圏内に入っておらず、桜花賞馬はそこそこ走っている。また、オークス馬は三冠馬でない限り凡走しているものの、このレースの連対馬にはオークスに出走した馬が多い。

　本命はオークスで１番人気３着だったデニムアンドルビー。オークスは位置取りの差で負けた感じがあり、逆転に期待しよう。フローラＳぐらい走ればここでは勝負になるだろう。

　対抗はオークス２着のエバーブロッサム。オークスでは勝ったメイショウマンボに最後まで食らいついた。ジリっぽいが大崩れしない馬なので、トライアルであるここでも力を発揮するだろう。

　人気だがこの２頭の馬連１点で勝負する。

　他の有力馬ではメイショウマンボは「オークス馬は来ない」というデータから消し。オークスは距離適性の違いで勝ったと思われるので距離短縮はマイナス材料だ。それからレッドオーヴァルはオークスの惨敗には目をつぶるとしても、外人騎手がずっと乗ってきた馬が今回は川田に乗り替わりということで評価を下げた。川田はいいジョッキーだと思うがさすがに外人騎手には及ばないし、今回がテン乗りなので慣れの問題もある。春から乗ってきた騎手が騎乗する上位人気馬２頭で勝負しよう。