重馬場で行われた札幌記念。逃げたトウケイヘイローが３コーナーからさらに後続を突き放し、４コーナーではセーフティーリード。終わってみたら６馬身差の圧勝で重賞３連勝。重馬場も苦にしないどころか、むしろ好条件といった感じだった。サンデーサイレンス系ながら父ゴールドヘイローという地味な血統。地方でちょっと使っただけで種牡馬入りした雑草の様な血統には、重馬場も苦にしないパワーが秘められていた。それにしても武豊の函館芝2000mの成績は凄い。

　２着は内から抜けてきたアスカクリチャン。この馬も父がダートで活躍したスターリングローズという芝路線では地味な血統だ。ダートもこなすパワー型の血統が、重馬場巧者につながったのだろう。ゴールドヘイロー産駒とスターリングローズ産駒が芝の重賞でワンツーを決めるとは、両馬の現役時代の成績を考えると全く想像がつかない。

　３着はアンコイルド。札幌記念は函館記念の上位３頭のボックスを買っておけばよかっただけなのか…。２着と３着が入れ替わっただけ。２，３着馬は函館記念で好走しているにもかかわらず人気がなかった。今年は例年と異なり、函館記念も札幌記念も同じコースなのだから、素直に函館記念の成績通りに狙えばよかったのか。

　我が本命ロゴタイプは直線で全然伸びずに５着。ここは単なる叩き台で万全の状態に仕上げてはなかったのか？田中剛厩舎は重賞での成績がいいので、勝負になる状態で臨むと思って本命にしたのに。騎手コメントにもあるように重馬場が向かなかったというのもあるだろう。もともとスピードタイプの馬だし。

外れ