この時期の名物レースといえば京都ダート1800mで行われる平安ステークスだったのだが、今年から開催日程変更により東海ステークスがこの時期に行われるようになった。私も20万馬券を当てる等非常に愛着のあるレースだったので寂しい限りだ。昨年までの平安Ｓが中京で行われる様な位置付けなのが、この新生東海Ｓである。

　もともと平安Ｓは荒れ気味なレースだった。今回も混戦模様であり一筋縄では行かないだろう。そこで、穴っぽい馬を狙ってみよう。

　本命はアイファーソング。昨年改装されてコース形態が以前とかなり変わってしまった中京競馬場であるが、新設後の中京ダート1800mコースはダートの中で府中についで長い直線ながら逃げ馬が有利なコースである。３コーナーを１番手で回ってきた馬の成績が[4,3,3,6]。勝率25%であり複勝率に至っては62.5%と、かなりの確率で逃げた馬が粘っている。また、川須騎手もこのコースが得意であり[4,2,1,19]と好成績。アイファーソングの前走のフェアウェルＳはオメガファルコンに絡まれて厳しい展開だった。前走の惨敗は度外視して良い。勝ち星こそ1600mまでしかないが、昨年のアンタレスＳで２着の実績のある馬。力を付けた今なら勝ち負けになってもおかしくない。今回人気の一角を占めるホッコータルマエやグランドシチーに次ぐ３番人気に推された馬だが、その時の惨敗があってか今回はかなりの人気薄。馬券的にもおいしい。メンバー的に前走ほどには厳しい展開にはならず、また、逃げ馬が残りやすいコースでコース巧者な川須が騎乗するので伏兵アイファーソングを本命としよう。

　相手は混戦模様だし軸馬が人気薄なので手広く流そう。