チャレンジカップという名前は昨年までの朝日チャレンジカップからスポンサー名の朝日が取れた名称であるが、どうもしっくりこないのは前週にチャンピオンズカップという似たような名前のレースがあるせいなのだろうか？まあ、字面が似ているだけでチャンピオンと挑戦者だと意味は真逆なのだが。そもそも朝日チャレンジカップと言えば秋の初め頃のレースというイメージがあるのだが、2012年からかつての鳴尾記念の時期になっている。位置付け的にかつての鳴尾記念に近いだろう。

　さて、本命は無敗の５勝馬エイシンヒカリ。オープン特別を勝っての重賞挑戦だが、まだ底を見せていない。ここでも十分勝ち負けだろう。この馬にとってここは単なる通過点かもしれない。来年はもっと大きなところでの活躍が期待される馬であり、ここは手堅く勝つと思われる。最悪でも２着だろうから軸にするしかない。

　対抗はようやくオープン入りを果たした昨年の毎日杯３着馬バッドボーイ。なかなか勝ち上がれなかったものの、準オープンでも安定した成績を残しており、相手なりに走る馬である。今回は久々の重賞のせいか人気になっていないが、ＧＩの谷間のＧIIIくらいなら通用するだろう。配当面を考慮し対抗としよう。

　それから３歳馬のトーセンスターダムも魅力的だ。クラシック路線では惨敗続きだったが、それは距離が長すぎたため。きさらぎ賞を勝っているのだから能力はある筈である。ディープインパクト産駒だが、母父エンドスウィープなので長いところは向かないのだろう。1800mまで一気に距離短縮された今回は狙い目だ。

　それからもう１頭フルーキーも菊花賞以外では大崩れしれおらず、休養から復帰後は底を見せていない。馬自体もそうだが角居厩舎はこの秋の勢いが物凄いので押さえておこう。人気なこともあり、あくまで押さえだが。