本命はメンバー中唯一のディープインパクト産駒であるヤマノフェアリー。重賞、特にクラシックのトライアルに強いといえばディープインパクト産駒だ。また、鞍上の岩田騎手はこのレースが行われる阪神芝・内1400mをかなり得意としている。過去3年で勝率21%、連対率は34%と成績も優秀だが、回収率も単複ともに100%を超えており、馬券的にも「黙って買っておけ」という感じだ。この馬の本賞金は800万なのでここで権利を確保しておきたいところだ。既に桜花賞出走の賞金が足りている馬よりも、この様な桜花賞で通用しそうだが賞金的に微妙な馬を狙ったほうが良いだろう。

　相手筆頭はデムーロ騎手が騎乗するダンスアミーガ。この馬も本賞金800万組である。ここで権利を確保したいところだ。外人騎手に乗り替わりというところに勝負気配を感じる。

　もう１頭ホッコーサラスターを押さえておこう。500万を勝ったばかりだが、デビュー以来成績が安定しており、相手なりに走る可能性がある。

　人気のホウライアキコとベルカントは前走ＧＩでレベルが高かったとはいえ負け過ぎである。しかも、共に前走後に騎手が「坂が答えたのかも」という趣旨のコメントをしている。桜花賞に向けてのステップとしては重要なレースではあるが、既に賞金が足りておりここは無理をしてでも勝ちには来ないだろう。坂が苦手なら８割のデキでは連対は難しいかも知れない。配当的においしくないので切ることとする。