台風で順延となり、火曜開催となった京都大賞典である。もともと３日間開催だったのが４日間開催となり、結果的に４つの重賞が１日１つずつにバラけた。

　本命は京都巧者のトーセンラー。京都なら距離に関係なく走る。昨年マイルチャンピオンシップを勝ったからか今春は京都で行われる天皇賞（春）ではなく、東京で行われる安田記念を選んだが惨敗した。マイルＣＳを勝ったのも短距離ではなく京都への適性のためだったことが示された。とにかく京都ではＧＩやＧIIでも大崩れしない馬だ。ここでも本命としよう。

　相手筆頭はメイショウマンボ。この馬も京都と相性が良い馬である。ただし、重賞で活躍しているのは牝馬限定戦ばかり。だが、ＧＩならともかくこのメンバーなら好走しても何ら不思議ではない。

　もう１頭、昨年のこのレースの覇者ヒットザターゲットを狙う。キングカメハメハ産駒はこのコースと相性が良く、回収率もかなり高い。穴を開けた昨年よりも人気になりそうだが、連覇に期待しよう。