昔は荒れるイメージがあったが最近はそうでもなく、ハンデ戦の割には比較的堅いレースである。ハンデを背負った馬でも活躍することが多い。というよりは軽ハンデの馬が激走することが少ないのか。

　本命は昨年の夏に札幌で500万条件を勝ってから本格化して底を見せていない４歳馬ゴールドアクターとする。菊花賞は３着に惜敗をしたものの、それを挟んで５戦４勝。菊以外は全て勝っている。準オープンを勝ったばかりの馬だが、勢いがあるしＧＩ３着の実績もある。長距離では安定した走りを見せている馬なので連軸として信用して良い。

　相手筆頭はトップハンデ58kgのサトノノブレス。近年のアルゼンチン共和国杯はトップハンデ馬が活躍する傾向がある。また、父ディープインパクトに母父トニービンという血統も直線の長い東京コースに合ってそうで期待できる。前走のオールカマーは休養明けということもあり惨敗したが一叩きされた今回は改めて期待してみよう。

　その他の馬では東京コースでもしぶとい逃げ粘りを見せるメイショウカドマツ、丹頂ステークス圧勝のヒラボクディープ、青葉賞勝ちの３歳馬レーヴミストラルを押さえておこう。