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2015年 5月31日(日) 2回東京12日目 15:40発走
10R 第82回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

 日本ダービーは1番人気馬が強い。これは馬連が発売されてフルゲートが18頭になってからずっと続いている傾向である。1番人気馬に明らかな死角があるとか、人気が割れていてたまたま押し出された馬が1番人気になったという場合以外は1番人気馬を中心にすべきだろう。

 今年の前売り1番人気は皐月賞馬ドゥラメンテ。この馬を本命としよう。皐月賞では内側で3〜4コーナーを回ってきたが4角で外に出した時に思いっきり斜行して他馬にぶつかったりもしたが、最後は見事な末脚だった。騎手が騎乗停止を食らったものの勝利を物にした。その爆発的な末脚は直線が長い府中ではより活かされるだろう。血統的にもあのダイナカールに、トニービン、サンデーサイレンス、キングカメハメハというその時代を代表する種牡馬を重ねていった超良血馬だ。ダイナカール自体もノーザンテースト産駒なので、それこそ時代時代のリーディングサイアーを凝結したような血統構成である。ダービー馬の父に3代連続GI級勝ち牝馬という母系で魅力的な血統は、まさにダービー馬に相応しいと言えるだろう。

 相手は皐月賞1番人気馬のサトノクラウン。皐月賞では前述のドゥラメンテに4角で思いっきり体当たりを食らわされる不利。同厩舎同士で何やってんだよと思った。その後は怯んでしまってレースにならなかった。参考外と見ていいだろう。直線半ばでどうにか立て直してからは良い脚を使っていたし、まともなら勝ち負けになっていただろう。本来ならダービーで1番人気でもおかしくない実力馬だが、皐月賞成績からちょっと人気を下げていて3番人気あたりというのはおいしい。確かに数字だけ見ると割り引きたいところだが、皐月賞の敗因がはっきりしていて参考外と見ていいので、お買い得な今回はこの馬で勝負してみよう。

 というわけで2頭出し堀厩舎の馬連1点勝負。今年は皐月賞組以外に魅力的な馬がおらず、3強のうちの2頭で決まる可能性が極めて高いが、絶対に外せないであろう1番人気馬ドゥラメンテと配当的に妙味があるサトノクラウンの堀厩舎2頭で勝負する。

結論
[馬連]
11-14 ・・・ 5000pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 サトノラーゼン 牡3 *岩田康誠57
1 2 タンタアレグリア 牡3 蛯名正義57
2 3 コメート 牡3 嘉藤貴行57
2 4 グァンチャーレ 牡3 *松岡正海57
3 5 ダノンメジャー 牡3 *小牧太 57
3 6 ポルトドートウィユ 牡3 武豊 57
4 7 レーヴミストラル 牡3 川田将雅57
B4 8 ベルラップ 牡3 三浦皇成57
5 9 コスモナインボール 牡3 柴田大知57
510 ミュゼエイリアン 牡3 *横山典弘57
611*サトノクラウン 牡3 C.ルメー57
612 アダムスブリッジ 牡3 和田竜二57
713 リアルスティール 牡3 福永祐一57
714ドゥラメンテ 牡3 M.デムー57
715 ミュゼスルタン 牡3 柴田善臣57
816 スピリッツミノル 牡3 酒井学 57
817 キタサンブラック 牡3 *北村宏司57
818 タガノエスプレッソ 牡3 菱田裕二57

レース後のコメント

 ドゥラメンテが見事に二冠を達成した。中団から直線の坂を登ってくる途中で先頭に立ち、そのままあっさりとゴールイン。皐月賞に続いて強い競馬でクラシックを制覇した。予想本文にも書いたが、数々の活躍馬を送り出してきている牝系にその時代時代のトップサイヤーを凝縮された超良血馬である。日本ダービーという大舞台を制するのに相応しい血統の馬だ。秋は菊花賞で三冠を狙うのか、それとも凱旋門賞を目指すのか。今後も楽しみである。

 2着はサトノはサトノでもサトノラーゼンが粘った。早めに抜け出して勝ち馬に交わされたが、そこからズルズル行くのではなく必至で食らいついて2着を確保した。最後は同馬主のサトノクラウンが外から凄い脚で猛追してきており、体勢的には差されたかとも思われたが、どうにかハナ差で粘りきり2着を死守した。もう1頭押さえるとしたらこの馬だったし、朝からレースを見ていてこの日の府中の芝は内枠の馬が来る事が多かったので、ドゥラメンテとの馬連を買い足そうかとも思ったが、結局買わなかったので予想だけではなく実馬券もハズレだった。

 3着がサトノクラウン。最後に猛追して2着に届いたかと思われたが、非情にもハナ差届いていなかった。勢いからすればこの馬だったのだが、サトノラーゼンもよく粘っていた。馬主から見たら2,3着はどちらが先着でも変わらないだろうけど、私の馬券的にはかなり惜しい2着3着だった。ほんの僅かの差で堀厩舎のワンツーはならず。

 なお、三強の一角と見られていたリアルスティールはこれらの馬から2馬身離された4着。惨敗ではないものの完敗だった。

外れ



2015年 5月31日(日) 2回東京12日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【10R】 第82回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
714ドゥラメンテ牡3M.デムー 57 2.23.208-08-08-0733.9 11.9484 -2(美)堀宣行20000
11 サトノラーゼン牡3岩田康誠 57 2.23.51 3/408-09-09-0734.2 518.7454 0(栗)池江泰寿8000
611サトノクラウン牡3C.ルメー 57 2.23.5ハナ14-14-14-1333.8 36.3470 -4(美)堀宣行5000
713 リアルスティール牡3福永祐一 57 2.23.8213-12-11-1034.3 23.8498 -4(栗)矢作芳人3000
23 コメート牡3嘉藤貴行 57 2.23.9 3/403-03-03-0335.016234.9490 +4(美)土田稔2000
715 ミュゼスルタン牡3柴田善臣 57 2.24.0クビ16-16-16-1634.0 954.4466 -4(美)大江原哲 
12 タンタアレグリア牡3蛯名正義 57 2.24.0クビ17-17-16-1634.1 723.4470 +2(美)国枝栄 
24 グァンチャーレ牡3松岡正海 57 2.24.1 1/211-10-11-1034.715220.5446 +6(栗)北出成人 
47 レーヴミストラル牡3川田将雅 57 2.24.52 1/210-10-10-1035.1 416.2480 +2(栗)松田博資 
10510 ミュゼエイリアン牡3横山典弘 57 2.24.6 3/401-01-01-0136.01070.7474 -4(美)黒岩陽一 
1135 ダノンメジャー牡3小牧太 57 2.24.8 3/414-14-14-1335.113160.7482 0(栗)橋口弘次 
1236 ポルトドートウィユ牡3武豊 57 2.25.3318-18-18-1835.1 825.5480 +4(栗)高野友和 
13818 タガノエスプレッソ牡3菱田裕二 57 2.25.5103-05-05-0336.617276.4438 -4(栗)五十嵐忠 
14817 キタサンブラック牡3北村宏司 57 2.25.5クビ02-02-02-0236.8 620.7520+10(栗)清水久詞 
1548 ベルラップ牡3三浦皇成 57 2.26.2407-07-06-0737.014162.8492 -8(栗)須貝尚介 
1659 コスモナインボール牡3柴田大知 57 2.26.83 1/206-06-06-0637.718276.9474 +2(美)和田雄二 
17612 アダムスブリッジ牡3和田竜二 57 2.26.811-12-13-1337.01176.4472 +4(栗)石坂正 
18816 スピリッツミノル牡3酒井学 57 2.26.9 1/203-03-03-0338.012119.9478 +2(栗)本田優 

LAP 12.7-10.9-11.8-11.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.4-11.9-11.0-11.7
通過 35.4-47.1-58.8-71.3  上り 71.9-59.4-47.0-34.6  平均 1F:11.93 / 3F:35.80
単勝  14 \190
複勝  14 \130 / 1 \310 / 11 \210
枠連  1-7 \580 (3)
馬連  01-14 \1,980 (5)
ワイド 01-14 \730 (5)/ 11-14 \400 (2)/ 01-11 \1,420 (14)
馬単  14-01 \2,220 (5)
3連複 01-11-14 \3,950 (9/816)
3連単 14-01-11 \15,760 (36/4896)

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