土曜日に競馬場で昔のジャパンカップの映像を見ていたのだが、創設されてしばらくは外国馬の天下だったということを改めて思った。しかし、90年代の終わりごろからは、ほぼ日本馬が馬券になっている。外国馬が馬券に絡むのはデットーリの騎乗馬か香港馬ぐらいだ。今年はデットーリも香港馬もいないし超大物クラスの外国馬（そういうのが出てきても負けることも多い）がいるわけではないので日本馬が中心となるだろう。昨年は１番人気のジェンティルドンナが４着に沈んだが、日本馬で最上位人気の馬は信頼できるレースである。

　というわけで本命はラブリーデイとする。宝塚記念、天皇賞・秋と２つのＧＩを含み、目下４連勝中である。京都大賞典を勝っているので、2400mはでももちろん通用するだろう。そもそも母父ダンスインザダークなので距離が伸びるのは歓迎材料だ。

　相手筆頭はゴールドシップ。ＧＩ６勝の実績はずば抜けている。ただし、勝つ時は強い勝ち方で勝つが、あっけなく着外に沈む事も多い不安定な馬なので軸にはしづらい。グランプリレースに強い馬なので、ここで負けて有馬記念で圧勝という可能性もあるし、ここが秋初戦なので陣営も有馬記念を目標にしている可能性も高い。能力は最上位だと思うが軸ではなく連の相手としよう。

　あとは、ムーア騎手騎乗で勝負を賭けているラストインパクト、天皇賞では直線で囲まれて追い出しが遅れても４着に好走したショウナンパンドラ、外国馬の中では日本の初代内閣総理大臣の名前を馬名に付けるのだから日本に思い入れがあり本気で勝負を賭けてきている可能性の高いイトウを押さえておこう。

　それから、主な勝利が500万条件だが長距離重賞で安定して走るサウンズオブアースが意外に人気になっているが、２着はあっても勝ち切れないだろうから馬単の紐で押さえておく。

　なお、前売りで単勝２番人気のミッキークイーンは牝馬相手にしか活躍していない割に人気なので無印とする。