１番人気が過去15年で１勝２着０回と荒れるレースである。今年はそもそもの人気が割れておりどの馬が最終的に１番人気になるかも分からないが、絶対的な存在が居ない混戦模様ということで荒れる匂いがプンプン漂っている。

　本命は昨年のこのレース３着のエールブリーズとしよう。今年は厩舎が２頭出しで勝負を賭けているし、とにかくこの馬は府中芝1400mが得意な馬だ。東京芝1400mの戦績は[4,1,1,0]で唯一連を外したのが昨年の京王杯スプリングカップ３着(勝ち馬と0.4秒差)。ここ４走凡走しているので昨年３着の割に人気になっていないが、ここ４走は府中ではなかったので凡走も致し方ないだろう。得意コースに戻った府中1400mのスペシャリストに期待しよう。

　相手は重賞を何勝もしているクラレントの弟のディープインパクト産駒で自身も大崩れせず安定した走りを見せるサトノルパンや４連勝中の勢いに乗るヴァンセンヌを中心に手広く流そう。

　このレースは高松宮記念からの直行馬はその成績如何にかかわらず極端に成績が悪いのでサクラゴスペル、ダイワマッジョーレといった有力どころも含めて全て消し。また、人気の一角を占めるダンスディレクターは東京初見参であるが父のアルデバランIIの産駒はこのコースをかなり苦手としているために消しでいいだろう。これら以外にも戦績を考えるとまず馬券にならなそうな馬を消して、消去法で残った馬に流すこととする。