我が本命のレンイングランドが逃げる展開で、直線に入ってからも先頭をキープしていた。ゴール手前10mぐらいまでは「獲った」と思っていたのに、ゴール寸前で外から４頭の馬が差して来た。結局レンイングランドは５着だったが、ゴール前はレンイングランドを含めた５着までが大接戦だった。頭＋ハナ＋クビ＋クビ差の５着で勝ち馬とは0.1秒しか違わない。それだけ上位馬の実力が拮抗していたということだろうが、こういう馬の力が大して違わない時こそこのレースに強い浜中騎手にアドバンテージがあるのかと思われたが、そうでもなかった。

　この大接戦を制したのはスクリーンヒーロー産駒のグァンチャーレ。頭一つ抜け出ていた。これが武豊の勝負強さなのだろうか。この馬は前走の東京スポーツ杯２歳Ｓ（７番人気７着）では本命にして馬だ。前走は後方からの競馬をしたら直線で前が壁になって抜け出せなかったが、それにめげずに今回も後方からのレースをし、きっちりと力を発揮した。

　以下、ロードフェリーチェ、ナヴィオン、ダッシングブレイズ、そして前述のレンイングランドの順に入線。これらの馬は着差を見ればわかるようにほとんど差のない混戦だった。

外れ