序盤は◯マイネルラフレシアが逃げて◎キラージョーが番手に付ける展開。向正面の残り1200m辺りでこの２頭が入れ替わった。1000m通過が62.4秒とかなり遅いペース。直線に入ってからはその２頭が後続を突き離し始めたので、２頭で決まるのかと思われた。いや、決まって欲しかった。しかし、府中の長い直線ではそんなに簡単には行かない。後方にいたスマートオーディンがゴール前でもの凄い脚で差して来て、プロディガルサンも続いて２着争いに加わってきた。結局スマートオーディンが１馬身差の勝利で２着がプロディガルサン。そこからクビ差＋クビ差でマイネルラフレシア、キラージョーと入線。勝った馬は強かったがキラージョーも２着はあると思ったのに惜しかった。

　前述のようにスローペースだったわけだが、それでも最後方から直線だけの競馬で追い上げて勝利を物にしたのだからスマートオーディンは強い馬だ。まあ、最後方といっても隊列は短かったし（ただし前の２頭はちょっとだけ抜けていた）、府中の長い直線も味方をした。スローの瞬発力勝負になり、瞬発力で他の馬を凌駕していたスマートオーディンの末脚が大炸裂だった。上がり３ハロン32.9秒の脚を使われたら他の馬は敵わないよな。

外れ