本命は２戦無敗のシャイニングレイ。昨年からラジオNIKKEI杯２歳Ｓが中山に移りホープフルステークスと名称も改められたが、そのホープフルＳを勝ったのがこの馬である。ラジオNIKKEI杯時代はレベルの高いレースであり、年によっては朝日杯よりもレベルが高かったりしたが、その傾向は開催場所が入れ替わっても続くだろう。弥生賞や皐月賞と同じ中山芝2000mで行われることになったのだから、特にその２つのレースには以前よりも直結しやすくなっていると思われる。朝日杯の勝ち馬が出てきていないので、実績的にもシャイニングレイがナンバーワンだ。キャリアは２戦だが底を見せていないのも心強い。

　相手は札幌２歳Ｓの勝ち馬ブライトエンブレム。父のネオユニヴァース産駒はパワーと機動力で動くので急坂小回りコースでの活躍馬が多く、母のブラックエンブレムも同じようなタイプだ。中山で行われるこのレースでの巻き返しに期待しよう。朝日杯は出脚で躓き７着に敗れたものの、距離が延びた方が良さそうなので改めて期待したい。

　一昨年は大波乱だったがもともとそれほど荒れるレースではない。特に今回は重賞勝ち馬も多く上位陣が拮抗しており頭数も手頃なので人気薄の馬の台頭はないだろう。そこで本命、対抗を軸にして三連複で相手を絞って流そう。ベルラップ、サトノクラウン、トーセンバジル、クラリティスカイといったところが相手だ。