秋天は毎日王冠組が強いということもあり、毎日王冠の勝ち馬のルージュバックを本命とする。３歳時にきさらぎ賞を勝ってからなかなか勝てずにいたが、今年はエプソムカップを快勝して秋緒戦の毎日王冠も勝ち本格化した様に見える。牝馬ながらエリザベス女王杯ではなく天皇賞・秋に出走してくるのは勝算があってのことだろうし、秋天は牝馬が活躍することが多いレースでもある。東京コースの重賞２連勝中のルージュバックを本命にしよう。

　対抗は昨年の年度代表馬のモーリス。1000万条件から７連勝でＧＩも４連勝（うち海外２勝）と快進撃を続けたが、帰国後は安田記念、札幌記念と勝てずにいる。とはいえ日本復帰後の２戦も２着には健闘しているので悲観することはないだろう。安田記念は美浦に戻れず白井から東京競馬場に直行したのが響いたのだろうし、札幌記念は単なる叩き台である。敗れたとはいえ２着なのだから勢いは止まっていないと見たほうが良い。

　３番手は海外ＧＩ２勝のエイシンヒカリ。これが帰国緒戦となる。海外に遠征した馬がいきなり日本で力を発揮できることは少ないが、４ヶ月半間が開いてるし遠征の影響はないだろう（休み明けというのは不安だが）。東京芝2000mでは特に前に行く馬にとっては内枠有利なのであるが、先行馬でひょっとしたらハナに行くかもしれないこの馬が最内枠を引いたのだから押さえておこう。

　昨年のこのレースの勝ち馬ラブリーデイも昨年勝ってる割には人気にならなそうなので狙ってみようと思っていたのだが、このコースでは不利な大外枠を引いてしまった。今年は枠順に恵まれていないので見送りとする。

　３強ムードになっているレースはその３頭のうちの２頭で決まることが多い。３強の馬連ボックスで勝負しよう。