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2016年12月18日(日) 5回阪神6日目 15:40発走
11R 第68回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立

 先週の阪神ジュベナイルフィリーズをフランケル産駒のソウルスターリングが勝ったこともあってか、フランケル産駒のミスエルテが注目を集めている。牝馬なのにここに挑戦してくるのだから勝算があるのだろうと思われていることも人気の理由の一つだろう。しかし、牡馬がいるレースに出走するのはこれが初めてであり、勝ったファンタジーSのレベルにも疑問がある。ファンタージーSの2着馬と4着馬は阪神JFで2桁に惨敗し、3着馬に至ってはその後500万条件に2回出走するが勝てていない。そのレースで1馬身1/4差付けて勝ったのだが、それだけだと「普通の強い牝馬」なだけであり「牡馬一線級と互角なぐらいメチャクチャ強い牝馬」とは言えないだろう。少なくとも現時点ではウオッカやブエナビスタ、ジェンティルドンナ等に匹敵するほどの馬であるとは言えない。いくらフランケル産駒とはいえ、過信は禁物だろう。来る可能性はそれなりにあるが、配当的には過剰人気と思われる。

 といういわけで軸は別の馬とする。本命は1戦1勝のディープインパクト産駒クリアザトラック。昨年も角居厩舎でデムーロ騎手騎乗の1勝馬リオンディーズが勝ったが、それと同じコンビでここに臨む。やはりGIといえばデムーロだ。角居厩舎は今年はまだGIを勝っていないのだが、あれだけの名厩舎なので1勝ぐらいはするだろう。ここで勝ちに来ていると思われる。キャリアの浅さが難点だが、2戦目の馬でも朝日杯FSを勝てるということは昨年角居&デムーロコンビが証明している。牡馬路線の筆頭格ブレスジャーニーが出走せず牝馬限定戦しか経験のない馬が1番人気となるようなメンバーなので、1戦1勝で未知の魅力がある馬を狙ってみよう。

 相手は2頭出し音無厩舎のダンビュライトアメリカズカップが中心。タンビュライトはサウジアラビアロイヤルカップで後の東スポ杯勝ち馬ブレスジャーニーの2着であり、アメリカズカップはオープン特別の野路菊Sを勝っている。ともに実績的にはこのメンバーでは上位だ。2頭出しなので勝負を賭けている可能性が高く、狙ってみよう。

 その他ではオープン勝ちの無敗馬レッドアンシェル、京王杯2歳S勝ち馬のモンドキャンノ、前述のフランケル産駒ミスエルテ、2連勝中のサトノアレスを押さえておこう。

結論
[馬連]
06-08 ・・・1000pts
06-13 ・・・ 800pts
06-(10,15,16,17) ・・・ 300pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 $レヴァンテライオン 牡2 内田博幸55
1 2 アシャカリアン 牡2 *国分優作55
2 3 リンクスゼロ 牡2 *A.シュタ55
2 4 ボンセルヴィーソ 牡2 松山弘平55
3 5 タガノアシュラ 牡2 武豊 55
3 6クリアザトラック 牡2 M.デムー55
4 7 ビーカーリー 牝2 *和田竜二54
4 8ダンビュライト 牡2 C.ルメー55
5 9 ダイイチターミナル 牡2 *北村友一55
510モンドキャンノ 牡2 *M.バルザ55
611 $トリリオネア 牡2 *松田大作55
612 トーホウドミンゴ 牡2 *池添謙一55
713*ミスエルテ 牝2 川田将雅54
714 ブルベアバブーン 牡2 幸英明 55
715 ×レッドアンシェル 牡2 *V.シュミ55
816アメリカズカップ 牡2 松若風馬55
817サトノアレス 牡2 *四位洋文55
818 トラスト 牡2 柴田大知55

レース後のコメント

 サトノアレスが直線でもの凄い末脚を繰り出し、3連勝で朝日杯フューチュリティステークスを制した。前走は500万条件だがデビュー以来連は外さない馬であり、連勝の勢いに乗ってGIを制した。勢いといえばサトノのオーナー里見治さんも勢いに乗っている。四半世紀馬主をやっててGIは勝ててなかったが、今秋になってサトノダイヤモンドで菊花賞を制すと、サトノクラウンで香港ヴァーズを制覇。そして今回のサトノアレスである。この馬の母サトノアマゾネスも自身が競走馬時代から所有している馬で、繁殖入り後はディープインパクトばかりを付けて全て自分で所有し、3世代目のサトノアレスで花開いた。先にGIを勝った2頭よりも一層愛着がある馬だろうから嬉しさもひとしおだろう。また、藤沢厩舎も先週の阪神ジュベナイルフィリーズに続いて2歳GI両制覇だ。戦前は2週連続フランケル産駒が2歳GI両制覇かと言われていたが、蓋を開けてみたら藤沢厩舎が2週連続だった。

 2着はモンドキャンノ。勝ち馬の末脚は凄かったが、さらに後方から追い上げてきたこの馬の末脚はもっと凄かった。しかし、半馬身差届かずの2着。逃げたボンセルヴィーソが意外に粘っていたが(結果は3着)、道中は脚を溜めて末脚を炸裂させた2頭のワンツーで決まった。

 人気のミスエルテは4着。馬券にはならなかったが大きくは負けなかった。予想本文で書いた通り「普通の強い牝馬」だと思っていたので、これぐらいが極めて妥当な結果だろう。ただ、過剰人気となってマークされる立場になったのでやりにくかった面はあると思う。

 我が本命クリアザトラックは4コーナーではいい位置に付けていて、一瞬見せ場はあったもののゴール前で失速して7着に敗退した。経験の浅さが出たのだろうか?

外れ



2016年12月18日(日) 5回阪神6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第68回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
817サトノアレス牡2四位洋文 55 1.35.413-1234.1 614.2500 +4(美)藤沢和雄7000
510モンドキャンノ牡2M.バルザ 55 1.35.5 1/214-1434.0 715.8472 0(栗)安田隆行2800
24 ボンセルヴィーソ牡2松山弘平 55 1.35.8201-0135.21272.7462 -6(栗)池添学1800
713ミスエルテ牝2川田将雅 54 1.35.806-0834.7 12.4454 -4(栗)池江泰寿1100
818 トラスト牡2柴田大知 55 1.36.1202-0235.4 821.3466 -2(栗)中村均700
611 トリリオネア牡2松田大作 55 1.36.2クビ11-1234.91046.7456-10(美)小島太 
36クリアザトラック牡2M.デムー 55 1.36.2クビ03-0335.4 37.7442 -6(栗)角居勝彦 
715×レッドアンシェル牡2V.シュミ 55 1.36.3 1/203-0635.3 411.7454+14(栗)庄野靖志 
816アメリカズカップ牡2松若風馬 55 1.36.3クビ06-0435.4 937.1462 +2(栗)音無秀孝 
1047 ビーカーリー牝2和田竜二 54 1.36.4 3/409-0935.218368.0448 -8(栗)西村真幸 
1159 ダイイチターミナル牡2北村友一 55 1.36.5クビ17-1434.917353.7432 +2(美)高市圭二 
1212 アシャカリアン牡2国分優作 55 1.36.5クビ17-1734.615332.0468 -2(栗)大根田裕 
1348ダンビュライト牡2C.ルメー 55 1.36.5ハナ06-0635.5 24.5472 +8(栗)音無秀孝 
1435 タガノアシュラ牡2武豊 55 1.36.71 1/414-1435.2 514.0508 +2(栗)五十嵐忠 
15612 トーホウドミンゴ牡2池添謙一 55 1.36.8クビ16-1734.914270.8486 0(栗)谷潔 
1623 リンクスゼロ牡2A.シュタ 55 1.37.5409-0936.313206.9464 -1(栗)森秀行 
1711 レヴァンテライオン牡2内田博幸 55 1.37.5クビ03-0436.61158.4490 +6(栗)矢作芳人 
18714 ブルベアバブーン牡2幸英明 55 1.37.7111-0936.516347.1490 +4(栗)藤沢則雄 

LAP 12.8-11.2-11.6-12.7-12.3-11.5-11.2-12.1
通過 35.6-48.3-60.6-72.1  上り 71.4-59.8-47.1-34.8  平均 1F:11.93 / 3F:35.78
単勝  17 \1,420
複勝  17 \390 / 10 \410 / 4 \910
枠連  5-8 \3,140 (11)
馬連  10-17 \5,980 (21)
ワイド 10-17 \1,690 (18)/ 04-17 \4,240 (42)/ 04-10 \4,090 (40)
馬単  17-10 \11,430 (41)
3連複 04-10-17 \42,820 (111/816)
3連単 17-10-04 \221,200 (552/4896)

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