本命は昨年のこのレースの覇者フルーキーとする。角居厩舎は２頭出しで勝負に来ており、ここは連覇を狙っているのだろう。昨年は2.9倍の１番人気に応えての勝利だった。今年は前売り段階では一応１番人気ではあるものの４倍以上の単勝オッズを付けており、最終的にも１番人気になるかもしれないが抜けた人気にはならないだろう。昨年勝ってるからこそハンデが上積みされているが、昨年の57kgから0.5kg増えただけの57.5kgだ。これくらいの斤量なら問題ないだろう。実績のあるレースであり、鞍上も昨年と同じくデムーロと来たら連覇の可能性が高い。

　対抗はルメールが騎乗するブラックスピネル。昨年のこのレースはデムーロ→ルメールとお馴染みのパターンの騎手でワンツーだったが、やはり重賞でこの通年免許の外国人２人は外せない。さらに昨年は角居厩舎→音無厩舎のワンツーだったが、ブラックスピネルは音無厩舎の馬である。音無厩舎は今回３頭出ししてきており、勝負がかりと思われる。それではその厩舎の勝負馬はどの馬かというと、ルメールを乗せてきているのだからブラックスピネルだろう。３歳馬の成長力に期待しよう。

　もう１頭昨年の２着馬ヒストリカルも押さえておく。昨年２着なんだから馬の名前だけ見るとこちらを対抗にしても良かったのだが、今年はルメールではなく松若に乗り替わり。松若も下手な騎手というわけではないが、さすがにルメールには敵わないだろう。それでも昨年の２着馬であるし、このコースで３勝しているという実績は侮れない。コース適性は実証済みなので押さえておこう。