日本ダービーは１番人気馬が強い。これは馬連が発売されてフルゲートが１８頭になってからずっと続いている傾向である。１番人気馬に明らかな死角があるとか、人気が割れていてたまたま押し出された馬が１番人気になったという場合以外は１番人気馬を中心にすべきだろう。特に１番人気馬が内枠に入った場合はほぼ確実で、過去10年で１番人気馬が５枠以内に入っている場合は[4,0,0,0]とすべて勝っている。

　今年の前売り１番人気は皐月賞馬ディーマジェスティ。最内枠の馬である。前述のように内枠の１番人気馬は確実に結果を出せるので、この馬を本命としよう。今年のメンバーは上位拮抗で人気が割れているが、枠順にも恵まれた皐月賞馬を軸とする。共同通信杯を勝って皐月賞も勝った馬はダービーでも好走することが多く、そういった意味でも狙い目である。母父ブライアンズタイムということを考えると距離延長も問題なさそう。皐月賞では８番人気と人気薄での勝利だったが、今回は前売り時点で１番人気に支持されている。ここで勝ってこそ真価が問われるだろう。蛯名騎手もそろそろダービージョッキーになれてもおかしくないぐらいの実績のあるベテラン騎手だ。ここで決めてもらいたい。

　相手筆頭はリオンディーズ。皐月賞では先行したら意外にハイペースになってしまい４位入線で５着に降着になってしまった。ペースがもう少し落ち着けば力は発揮できるだろう。角居厩舎が２頭出しであるが、勝負馬はもちろんデムーロ騎手騎乗のこの馬だろう。落ち着いたペースで好位から競馬ができれば手強い存在である。

　あとは皐月賞上位のサトノダイヤモンドとマカヒキの両ディープインパクト産駒を押さえておこう。今年のメンバー構成ではいずれにしても皐月賞上位組で決まるだろう。

　ダービー馬連ということで馬連の配当が上乗せされるので、馬連で勝負。