前走準オープンを勝ったばかりのリッカルドが勝ち、穴を開けた。道中は中団だったが３コーナー近くから加速し、４コーナーでは２番手まで上がっていき、直線で逃げるモンドクラッセを差し切って勝利を物にした。早めに仕掛けた黛騎手の好判断も功を奏した。オープンに上がったばかりの馬だが大崩はしない馬で、これまで２着７回、３着６回と相手なりに走ってきた。オープン初戦がいきなり重賞制覇である。

　２着はクリノスターオー。２年ぶり２度目のエルムＳ２着（昨年は４着）。一昨年と同じく勝ち馬とタイム差無しの惜しい２着だった。一昨年はその次にシリウスＳを制しているのだが、今年も期待がかかる。

　３着は逃げたモンドクラッセ。そのまま押し切るかと思われたが２頭に交わされてしまった。騎乗予定だった相性抜群の三浦騎手が負傷したためテン乗りで乗り替わりとなったのも影響したのだろう。なお、代打騎乗したのは三浦が落馬したレースでその落馬のアオリで落馬した柴山騎手だった。

　昨年の勝ち馬で私の本命馬ジュベルムーサはリッカルドの後を追うように仕掛けたが直線では止まってしまった。インにいたため抜け出せず勝ち馬よりもワンテンポ遅れての仕掛けとなったのが痛かった。

外れ