ゲート入りの時にラインハートが他馬に蹴られて除外となった。２頭出しの須貝厩舎はシュウジ１頭になってしまった。

　我が本命ミッキーアイルが今回も軽快に逃げる。しかし、直線で失速して６着に敗退した。1400mのスペシャリストのイメージがあるが、阪神カップは一昨年も７着に敗れている。今回も１番人気に支持されたもののリベンジはならなかった。この時期のボコボコの馬場に合わないのだろうか。

　ミッキーアイルが失速しかけると、道中直後につけていたイスラボニータが交わしていく。今度こそイスラボニータの勝利かと思われた。しかし、１年３ヶ月ぶりの勝利を目前に、後ろから猛追してきたシュウジに差されてしまい、またしても２着。これで３戦連続で２着だ。出るたびに善戦はするものの３歳時のセントライト記念以来勝ち星に見放されている。

　最後に差し切ったシュウジも１年３ヶ月ぶりの勝利だった。この馬も一発があるというよりは常に善戦するタイプの馬である。善戦続きだったが２歳時の小倉２歳Ｓ以来の勝利だった。結局「能力はあるが勝ちきれない馬」の１，２着争いとなり、シュウジが勝利を物にした。２着が指定席の馬の争いだけにどちらを「勝利」といえばいいのかは微妙だが（笑）。先行馬のイスラボニータの方が１番人気の逃げ馬ミッキーアイルを意識したレースをせざるを得ず、そこが最後の最後で詰めの甘さに繋がったのかもしれない。２頭出しで臨んで１頭が除外となった須貝厩舎だが、残りの１頭がアシスト役を欠いても堂々の勝利を挙げた。

外れ