人気が割れているが本命はダノンディスタンスとしよう。前走のデビュー戦は京都内回りの1800mを快勝。同名馬が２頭も種牡馬入りしていることで話題を集めた３代目ヒシマサルの勝利かと思われたところをゴール前で捉えて勝利を飾った。新種牡馬ルーラーシップの京都内2000mでの成績はここまで[2,2,2,4]と連対率４割複勝率６割の好成績であり、回収率も単複ともに回収率は100%を超えている。同距離で外回りコースもあり大きなレースはそちらを使うことが多いので地味な内回り2000mコースであるが、そのコースでかなりの好成績を残している。京都内回りへのコース適性は高いだろう。また、ルメール騎手が騎乗するというのも大きな魅力であり、ダノンディスタンスを本命とする。

　相手筆頭は同じく京都内回りで１戦１勝の外国馬ベストアプローチ。サドラーズウェルズ系のニューアプローチの産駒であり、母系もいかにも重そうな血統なので距離は伸びた方が良いだろう。

　単穴は唯一のディープインパクト産駒のカデナ。ダートのイメージが強いグランド牧場の生産馬だが、グランド牧場は兄のスズカコーズウェイもそうだったがスズカマンボ等の芝で活躍した重賞馬も結構出している。兄が芝重賞馬でディープインパクト産駒なのだから期待していいだろう。

　その他の馬ではこのレースと同じコースの500万特別を勝ったアダムバローズ、３代母がウインドインハーヘア（ディープインパクト等の母）で父が世界的に注目を集めている大種牡馬エンパイアメーカーという良血馬であり京都で２勝を挙げているプラチナヴォイス、父キングカメハメハ・母父ディープインパクト・母母エアグルーヴと良血馬の結晶の様なヴァナヘイムを押さえておこう。

　買い目は本命馬を軸にして対抗以下に馬連流しとするが、ダノンディスタンスの３枠からはこれを書いている時点で枠連より馬連の方が売れており、特に枠連２−３は馬連よりも高い（前日段階では異常な値だったが現在は落ち着いてはきた）。その他枠２−７、２−８も馬連より枠連の方がお得な配当となる可能性がある。実馬券はオッズと相談しながら枠連で勝負した方が良いかもしれない。