本命は阪神芝1200mの実績が[2,1,0,0]のコース巧者ファインニードルとする。準オープンのハンデ戦を57.5kgの斤量で勝つのだから、このコースはかなり得意にしているのだろう。前走の北九州記念は直線の勝負所でごちゃついてなかなか抜け出せず５着と人気に応えられなかったが、得意コースの今回は改めて期待しよう。鞍上が重賞に強いデムーロ騎手というのも好材料だ。

　相手本線は３年前のスプリンターズＳの覇者スノードラゴンとする。９歳という高齢というのが懸念されてか人気にはなっていないが、実績ならこの馬が間違いなく最上位だ。高齢だが前前走は北海道スプリントカップで３着に好走し、前走のＣＢＣ賞も５着に敗れはしたものの勝ち馬とは0.3秒差であり斤量差を考えると健闘している。高齢でもまだまだ衰えていない。人気の盲点になっているこの馬を積極的に狙っていこう。

　その他の馬ではオーシャンＳの覇者で勝率・連対率・回収率ベースではずば抜けたコース実績を誇る戸崎騎手が騎乗するメラグラーナ、夏の勢いのあるアイビスサマーダッシュ２着馬フィドゥーシアといった有力どころを押さえておこう。