東京芝3400mという特殊な距離で行われるレースである。このコースは年に１回ダイヤモンドＳでしか使用されない。特殊な距離だけに適性が物を言う。このレースはここ４年ハーツクライ産駒が毎年連対している（その中の３回は今年も出走するフェイムゲームなのであるが）。そこでハーツクライ産駒を狙ってみよう。

　本命はストレートに考えると３年連続連対中のフェイムゲームとなるのかもしれないが、ここはあえて別のハーツクライ産駒カフジプリンスを本命とする。日経新春杯その他の予想でさんざん書いているように、阿寒湖特別を３歳で制した馬は大物になる可能性が高い。その阿寒湖特別勝ち馬が、ハーツクライ産駒の天下であるダイヤモンドＳに出走してきたのだから、ここは狙わないという手はない。ハンデも有利であるカフジプリンスが、阿寒湖特別勝ち馬の名に恥じないような重賞初制覇を遂げることに期待しよう。

　対抗は３年連続連対中のフェイムゲーム。58kgというハンデはあるものの一昨年はその斤量で勝っているのだから問題ない。昨年（２着）よりも0.5kg軽くなるのはむしろ好材料だ。

　その他の馬では軽ハンデで好走することが多い酒井騎手が騎乗するラブラドライト、もう１頭のハーツクライ産駒プロレタリアト、長距離戦ステイヤーズＳで好走歴のあるファタモルガーナ＆プロレタリアトを押さえておこう。

　カフジプリンス頭の馬単で勝負するが、フェイムゲームとの組み合わせは裏も押さえておく。