ＧＩの谷間のＧIIIであるので手薄なメンバーになりやすいのだが、それでいてあまり荒れないのがエプソムカップである。あまり荒れない重賞だが、重賞実績はさほど重要ではない。このレースは４〜５歳（特に４歳）の若い馬の活躍が目立つレースである。能力はありながら賞金に恵まれずビッグレースにはなかなか出走できない若くて実力のある馬が好走するからだろう。今年は４歳馬に実力どころが揃った。というわけで４歳馬を中心に狙っていこう。

　本命はヴィクトリアマイル２着のデンコウアンジュとする。牝馬なので裏のマーメイドＳにも出走できるのだが、敢えてここに挑戦してきた（マーメイドＳだとハンデが重くなるからかもしれないが）。牝馬限定レースでありながら、既に重賞を勝っており、さらにＧＩ２着と実績はこのメンバーでは光っている。今回は牡馬相手のレースとなるが、力のあるところを見せてもらいたい。

　対抗はこのレースと同じコースで行われたオープンのメイＳを56.5kgの斤量ながらタイム差なしの２着に好走したアストラエンブレムとしよう。デビュー以来常に４着以内と安定した成績を残している。デムーロ騎手が騎乗するということも心強い。

　▲はそのメイＳを勝ったタイセイサミット。メイＳの斤量が54kgとアストラエンブレムよりも軽かったので印をちょっと下げたが、本命対抗と比べても実力は見劣りしない。

　一応印に順番を付けたが、上位３頭はほとんど差がないと思う。というわけでボックスで勝負しよう。