フェブラリーＳは過去10年で１番人気馬の成績が[4,1,2,3]だが、４〜５歳馬に限ると[3,1,0,1]とほぼ確実に連に絡んでいる。なお、着外の１頭は初ダートだったカレンブラックヒルである。つまり４〜５歳でダート実績が評価されて１番人気のなった馬は確実に走るということだ。

　今年は前売り時点で根岸Ｓを勝った５歳馬のカフジテイクが１番人気に支持されている。前走は福永騎手に乗り替わって根岸Ｓを制したが、その福永が怪我をしたので、もともと乗っていた津村騎手に戻った。ＧＩを勝ったことがない騎手であることが気がかりだが、乗り慣れた騎手であるので全くのテン乗りの騎手が乗るよりもいいだろう。プリサイズエンド産駒はこのコースでの成績がよく、回収率も100%を超えている。また、この馬の脚質は直線の長い府中に合っている。チャンピオンズカップ４着の実力に期待しよう。

　相手筆頭は勝てないまでも４連続連対中で大崩れしないベストウォーリアとする。石坂厩舎はベストウォーリア、モーニンと戸崎騎手のお手馬を２頭出ししてきたが、戸崎騎手が騎乗するほうがおそらく勝負馬だろう。騎手としての上はムーアも戸崎に劣るというわけではないが、戸崎には優秀なエージェントが付いているので、そのエージェントが選んだ馬の方が期待できそうだ。

　その他では昨年のユニコーンＳ勝ち馬でデムーロ騎手が騎乗するゴールドドリーム、昨年の２着馬でこのコースで重賞２勝のノンコノユメ、昨年の勝ち馬で石坂厩舎のもう１頭のモーニンに流そう。