荒れるローカルハンデＧIIIなので、ここは穴を狙って行きたい。ハンデ戦で穴を狙うのなら軽ハンデの馬を中心に据えるが普通である。しかし、近年の福島記念はハンデが重い馬でもやって来る。そこで今回は敢えて重ハンデで人気のない馬を狙ってみる。

　というわけでマイネルミラノを軸としよう。この馬は福島民報杯でも57.5kgで勝っている馬なので、ハンデが重くても大丈夫だろう。その福島民報杯を含み福島で２勝を挙げている福島巧者である。前走もＧIIのオールカマーで勝ち馬と0.2秒差の４着と健闘していて年齢による衰えはない。騎乗する丹内騎手は福島芝2000mコースで過去３年の単勝回収率が382%と高い回収率を残している。地味な騎手だがこのコースは得意なので回収率も高くなっているのだろう。斤量58kgというのは気になるものの、人気になっていないのだから敢えて本命としよう。

　相手は消去法で手広く流すこととする。近走成績も良くない上に８歳なので上積みも見込めないマイネルディーンと斤量52kgでも惨敗を続けているケイティープライドは消して、その他の馬に流そう。主戦を務めていたルージュバックがエリザベス女王杯に出走するのに福島に乗りに来ている戸崎騎手が騎乗のサンマルティンを一応対抗とするが、その他の馬にも手広く流しておく。