昨年のジャパンカップはキタサンブラックを切ってしまったので、伏兵サウンズオブアースに◯を打って２着に来たにもかかわらず獲れなかった。キタサンブラックを切った理由が「東京ではあまり実績がないこと」だったのだが、見事にＪＣを逃げ切った。そしてこの秋は天皇賞（秋）を勝っており、東京コースには何ら心配はない。今年の秋は天皇賞（秋）からの始動であり、天皇賞ではなくＪＣや有馬も視野に入れたローテーションで臨んでいるのだろう。鉄砲で秋天を勝ってしまうのだから、もちろんここでも期待できる。府中のＧＩ連覇、そしてジャパンカップ連覇に期待しよう。

　対抗は天皇賞（秋）で差の無い２着だったサトノクラウンとする。キタサンブラックという絶対的な存在にクビ差まで迫ったのだから大したものだ。宝塚記念では見事に勝利を手にしている。キタサンブラックを負かす可能性の最も高い馬はこの馬だろう。この馬も秋は天皇賞から始動しており、ＪＣに照準を合わせている。ここでも、いや、ここでこそ期待しよう。

　もう一頭、ジャパンカップをターゲットに使ってきている馬を狙おう。ダービー馬レイデオロである。今年の秋は神戸新聞杯から始動し、見事に勝利を収めた。しかし、菊花賞も天皇賞（秋）も使わずにジャパンカップへ直行である。これはジャパンカップに狙いを絞ってきていると見ていい。ダービーを勝っているのだからもちろんコース適性は問題ない。神戸新聞杯から余裕のローテーションで仕上げて万全の状態で臨むレイデオロも押さえておこう。

　狙いはキタサンブラックから、サトノクラウン、レイデオロに馬連流しとする。キタサンブラックが勝つ可能性が高いが、脚元を掬われて２着の可能性もそれなりにあるので馬単ではなく馬連で勝負だ。馬連にするのなら相手を一頭に絞ろうと思ったが、相手の２頭も甲乙つけがたい。高配当は望めないが、手堅く馬連で２頭流しとしよう。