春にダービー馬となり秋も神戸新聞杯を勝って順調なスタートを切っていてここに出てくればグリグリの人気になるであろうレイデオロが不出走となり混戦模様となった。しかも台風接近の影響で大雨であり、不良馬場は必至である。菊花賞は割と順当なＧＩなのだが、それは重や不良になったことがほとんど無いからである。今年は大荒れもあるかも知れない。

　本命は神戸新聞杯２着のキセキとする。「大荒れもあるかも知れない」と言っておきながら、神戸新聞杯最先着馬を本命にするというスタンダードな予想だが、この馬は外せない。角居厩舎−デムーロ騎手という最強ラインで、トライアルでも順調となれば狙うしかない。雨が降ろうが槍が降ろうがこの馬の優位は揺るがないだろう（まあ本当に槍が降ったら中止だろうけど（笑））。ルーラーシップはサンプル数が少なくデータは当てにできないものの不良馬場の成績が良い。その父であるキングマンボの産駒は不良馬場が良馬場と比べて特別成績が良いわけではないが、良馬場とほとんど変わらない成績を残しているので、不良馬場も問題なくこなせる筈である。

　相手筆頭は母系がスタミナ血統で、父もサドラーズウェルズ系なので道悪に強いと思われるベストアプローチ。道悪なのでスローのヨーイドンの展開になることはなく、真にスタミナが要求されるレースになるだろうから、このようなスタミナタイプの馬を狙ってみたい。

　▲は長距離＆道悪に強いステイゴールド産駒のウインガナドルとする。母父メジロマックイーンは黄金配合であり、また、道悪の逃げ残りにも期待できる。一発に期待しよう。

　その他の馬では、良馬場だった場合に２番手、３番手評価にする予定だったセントライト記念勝ち馬のミッキースワローと、同２着で皐月賞馬のアルアインを押さえておこう。