小倉サマージャンプは前走同年の中山グランドジャンプだった馬の成績は非常に良い。過去５年間で[2,2,0,0]という成績である。まさに理想のローテンションである。今年は中山グランドジャンプからの直行組は２頭。アップトゥデイトとメイショウヒデタダである。この２頭を狙っておけば良いだろう。

　アップトゥデイトは前走の中山グランドジャンプは３着だったが、昨年は中山グランドジャンプと中山大障害の春秋連覇を達成している。その２つのレースの間に小倉サマージャンプも制しており、コース適性も問題ない。今回は他馬より2kg重い62kgも斤量だが、昨年も同斤量だったので全く問題ない。

　メイショウヒデタダは中山グランドジャンプでは13着に敗れたものの、小倉の障害コースでは[1,1,0,0]であり勝ったのはオープンだ。小倉のコースは得意である。中山グランドジャンプからの直行組は前走着順に関係なく好走するので、狙い目である。

　他に中山グランドジャンプから直行してきた馬はいないので、上記２頭の馬連一点勝負としよう。

　なお、私の障害重賞の予想では高田騎手が騎乗する馬を狙うことが多いが、今回高田はオースミムーンに騎乗する。オースミムーンの前走は東京ジャンプＳであるが、前走東京ジャンプＳだった馬は過去５年で[0,0,0,6]と全て着外だ。昨年、一昨年はオースミムーン自身が人気で着外に沈んでいる。３年前の勝ち馬であるものの（その時は中山ＧＪ直行組がいなかった）、東京ジャンプＳからのローテーションは鬼門となっているため「消し」とする。