人気が分散していて混戦模様のメンバーだが、本命は人気の盲点になっていると思われるインカーテーションとする。今年のフェブラリーＳは13着に敗れたが、その後は３戦して重賞２勝にＧＩ２着１回である。前走の白山大賞典は後続に２馬身半差の快勝で、昨年のフェブラリーＳ２着馬が完全復活である。一時期低迷していたが、ここ３戦の成績を見ている限り衰えはない。このレースと同じコースで行われるフェブラリーＳで２着だった馬なのでコース適性も問題ないだろう。父シニスターミニスターはダートでベタ買いしていれば回収率がプラスになる優良種牡馬だ。それから、芝スタートコースで芝を走る距離が長い外枠を引いたのも、先行馬にとっては好材料である。好条件が揃った割には人気になっていないので、軸として狙ってみよう。

　相手筆頭はこのレースと同じコースで行われたユニコーンＳを圧勝したサンライズノヴァ。ここ２年連続して３歳馬がこのレースを制しているのも好材料である。

　その他の馬ではオープン入り緒戦の前走こそ不本意な成績だったもののコース巧者であるゴールデンバローズを始めとして、クインズサターン、ノンコノユメ、サンライズソア、ピオネロ、ベストウォーリア、モーニン、カフジテイクといったところに流そう。