本命はローズＳで２着に好走したカワキタエンカとする。ローズＳではハイペースを逃げて２着に粘った。しかも、楽に逃げさせてもらえたわけではなく、ヤマカツグレースに競られる形での逃げだった。最後の直線で直線でファンディーナに迫られたが、そこからさらに突き離すだけの脚を持っていた。勝ち馬のラビットランには差されたものの、強い内容だった。カワキタエンカ以外の上位馬は軒並み後ろにいた馬であり、前にいた馬は総崩れの展開だったのだが２着に粘っている。決して展開に恵まれての好走ではなかった。今回は直線の短い京都内回りなので、より期待できるだろう。前走で展開の不利を跳ね除けて好走したにもかかわらず、フロック視されているせいか人気がない。配当面を考えて不当に人気のないこの馬を本命にしよう。

　相手筆頭はそのローズＳを勝ったラビットラン。角居厩舎は２頭出しで勝負である。芝では無敗の馬であり前哨戦を制しているこの馬が勝負だろう。

　その他の馬では昨年重賞に格上げされるといきなり秋華賞ワンツーの馬を輩出した紫苑Ｓの勝ち馬ディアドラが期待できる。それ以外ではアエロリット、モズカッチャン、リスグラシュー、レーヌミノル、リカビトス、ファンディーナ、ポールヴァンドル、カリビアンゴールドといったところに手広く流しておこう。