ハンデ戦で混戦模様なので思い切って穴を狙っていこう。紅一点のタイニーダンサーを本命とする。ダートで穴を開ける種牡馬といえばサウスヴィグラスなのだが、活躍は短距離に偏っている。しかし、グランド牧場生産のサウスヴィグラス産駒は意外に長距離でも好走することが多い。タイニーダンサーの母キハクは父がアサティスで母系は古くから日本にいる馬というまさしく「ザ・グランド牧場」といった馬である。サウスヴィグラスは基本的には短距離種牡馬だが、スタミナタイプ（かつダートタイプ）が母の場合は距離が持つと言うことだろう。タイニーダンサー自体2100mの関東オークスを勝っている馬であり、距離はこなせるはずである。牝馬限定戦ばかり使われてきており、久々の牡馬との対決がどう出るかが鍵だが、人気がないので狙ってみよう。芝スタートのコースで芝を走れる距離が長い大外枠を引いたのも好材料だ。

　シリウスＳは若い馬ほど活躍するレースなので、３歳馬が出てきたら本命にしようと思っていたのだが、残念ながら今年は出てこなかった。若いほどいいレースなので、６歳以上の高齢で近走成績が頭打ちな馬は消して、それ以外の馬に流そう。ただし、８歳馬スズカウラノスは年はいってるものの最近オープン入りした勢いのある馬であり、オープン入り後も大負けはしていないので一応押さえておく。