七夕といえば７月７日。「枠連７−７で」と行きたいところだが、実は七夕賞は外枠不利なレースであり、過去の傾向を見ても７枠と８枠の成績が良くない。特に７枠の馬は回収率も極端に低い。オカルト的に枠連で７−７を買う人がそれなりにいるのは想像がつくが、単勝や複勝の回収率も異常に低いのである。枠連だけではなくその他の券種を買う人も７枠の馬を狙っていることが多いということだ。したがって実力以上に人気になる。馬券的には７枠は買わない方が良い。今年の７枠はマルターズアポジーが人気になっている。福島記念を勝っているのだからここも勝ってもおかしくなさそうだが、57.5kgという斤量が気になるところだ。どの馬が来てもおかしくなさそうなハンデ戦だからこそ、馬の能力や展開等レースに直結する要素とは別の理由で人気になる馬は消したほうが良い。そもそもマルターズアポジーは福島記念では内枠だった。とうわけで、７枠８枠の馬はすべて消して、残りの馬の中で勝負しよう。

　本命は２頭立て鮫島厩舎の一角タツゴウゲキとする。このコースは２戦２勝のコース巧者だ（これはマルターズアポジーにも当てはまるが前述の理由で消し）。今回は格上挑戦であるものの、それゆえにハンデが手頃である。得意コースでハンデが恵まれているのだから狙ってみよう（念のために過去10年のデータを調べたが馬番の７が人気になりすぎるということはなさそうだ）。

　相手はもう１頭の鮫島厩舎のフェイマスエンド、前走同コースのオープンで２着のフェルメッツァ、重賞好走が何度もあるスズカデヴィアス、２連勝中で勢いに乗るヴォージュ、枠順はあまり良くないが重賞４連続連対中の実力馬ゼーヴィントを押さえておこう。