京都金杯の１，２着馬が人気になっているが、東京新聞杯はとにかく京都金杯との相性が悪い。前走京都金杯組の成績自体あまり良くないのだが、金杯連対馬に限ると過去10年で[0,1,1,9]という惨憺たる成績である。同じ1600mでも京都と東京だとコース形態が異なり、求められる適性も異なるのが原因だろう。京都金杯連対馬は人気になって散ることが多いので評価を下げたい。

　本命は昨年のこのレースの３着馬マイネルアウラートとする。目下オープン特別を２連勝中と勢いに乗っている。前走は58kgを背負っての勝利だったが、今回は57kgで出走できるのも心強い。昨年は惜しかったが連勝の勢いに乗る今年は重賞制覇と行きたいところだ。なお、父ステイゴールドに母父メジロマックイーンの配合が黄金配合と言われているが、マイネルアウラートも父ステイゴールドで母父がパーソロン系のトウカイテイオーなのでそれに準ずる血統である。マイネルには血統は関係ないのかもしれないが、血統的にも大物感がある。

　相手筆頭は富士Ｓの覇者ヤングマンパワー。同コースの重賞を勝っているのだからコース適性も問題ないので期待しよう。

　その他では同コースのオープン特別を勝っているブラックムーン、昨秋は長距離を使われていたがマイルの方が適性がありそうな４歳馬プロディガルサン、準オープンを勝って勢いに乗るロイカバードあたりに流そう。京都金杯勝ち馬のエアスピネルも57.5kgで勝つのだから地力はあるだろう。一応押さえておく。