昨年のこのレースの２着馬で牝馬限定戦では馬券圏内を外したことがないミッキークイーンを本命とする。特にマイルでは連を外したことがなく安定している。重馬場も問題なく（むしろ得意）、消す要素が見当たらない。昨年はストレイトガールを捉えられず１番人気ながら２着が精一杯だったが、今年はそこまで大駆けしそうなメンバーは見当たらない。昨年僅差の３着だったショウナンパンドラも引退し、昨年よりも小粒なメンバーなら堅いだろう。

　問題は相手をどうするかである。２番手以下は確たる中心となる馬がおらず、人気も割れている。それほど堅くは収まらないだろう。東京コース経験馬は連対率５割以上の馬がほとんどなので、東京コースの連対率５割以上の馬の中から狙っていこう（東京未経験馬でも可だが結果的に狙えそうな馬がいなかった）。

　相手筆頭は２歳時にこのレースと同じコースのアルテミスＳを勝っているデンコウアンジュとする。そのアルテミスＳ以来勝利どころか馬券圏内すらないが、単なる早熟馬ではないだろう。前走の福島牝馬Ｓでは４着と徐々に復調の兆しを見せており、ここで復活があってもおかしくない。メイショウサムソン産駒はこのコースで単勝回収率295%(過去3年)を挙げており、コース巧者でもある。人気になっていなくても積極的に狙っていこう。

　その他の中では牡馬相手の路線でも善戦してきていて東京の重賞２勝のルージュバック、もう１頭のメイショウサムソン産駒であり前哨戦の福島牝馬Ｓで２着のフロンテアクイーンあたりが狙い目だ。もう１頭スマートレイアーも７歳というのが気になるものの実力は上位なので押さえておこう。