牝馬のグランアレグリアが阪神ジュベナイルフィリーズではなく朝日杯フューチュリティＳに出走する。先週は香港国際カップデーでルメール騎手が香港に行っていたのだが、そのルメールとのコンビを解消したくないというのがメディアに発表されている理由である。しかし、それだけではなく牡馬相手でも勝算があるからということもあるのだろう。また、藤沢和雄厩舎では阪神ＪＦにジェーングランツが出走しているので使い分けという意味もあるだろう。牡馬相手でも勝負になるグランアレグリアを朝日杯ＦＳに回してジェーングランツの着順を１つ上げるという算段だ。

　グランアレグリアが新馬戦で勝った時の２着馬は先週阪神ＪＦを勝ったダノンファンタジーである。グランアレグリアはこの世代の牝馬で最も強いと言っていいだろう。問題は牡馬相手でも通用するかどうかということだが、サウジアラビアロイヤルカップを圧勝しているので牡馬相手でも通用すると思われる。今年の牡馬の出走メンバーにはそれほど強敵はおらず、おそらく将来「伝説の新馬戦」と呼ばれるであろうレースを勝ったグランアレグリアで決まりだろう。グランアレグリアを迷わず本命としよう。

　問題は相手をどうするかである。「２歳単勝」で単勝配当が5%アップになるとは言え単勝だと安いし。相手も３頭に絞れるのだが、それでもその３頭全てに馬連や馬単で流しても儲からない。もう少し絞って、さらに三連単で勝負しよう。

　中山芝1600mはロードカナロア産駒の成績が良く、勝率21.2%、連対率33.3%で、単勝回収率は193%である。そこでロードカナロア産駒で重賞勝ちのある２頭ケイデンスコールとファンタジストを相手の中心とする。ケイデンスコールの印を重くしたのは1600mで勝っていることとC.デムーロ騎手に乗り替わるからである。休み明けということで相対的に人気が薄くなっているが、このレースは休養明けでも来るレースなので問題ないだろう。

　ロードカナロア産駒２頭を２着付けとするが、３着にはアドマイヤマーズを入れておく。朝日杯ＦＳが阪神に移ってからは以前は不発だったデイリー杯組の成績が良くなっているので押さえておこう。