直線コースで行われる唯一の重賞レースであるが、本命はデムーロ騎手が騎乗するラブカンプーとする。デムーロの過去３年の新潟芝直線1000mで[5,1,1,2]と勝率55.6%の驚異の成績である。回収率も単複ともに100%を超えており馬券的にも狙い目だ。騎乗回数が少ないので西田雄一郎や藤田菜七子の影に隠れて目立たないが、実はかなりの直線巧者である。ラブカンプーの父ショウナンカンプもこのコースとは相性がよく、コース初挑戦だが適性に問題はないだろう。また、アイビスＳＤは斤量の軽い牝馬が得意な傾向にある。51kgの軽量で走れる３歳牝馬には期待して良い。

　対抗は直線コースが得意なことでおなじみの西田騎手が騎乗するブロワ。人気になっていないが西田が騎乗というからには押さえておかなければならない。西田は前日に得意の直線コースのレースで１番人気馬に乗る予定だったがスタート直前で除外となって悔しい思いをしているので、ここに賭ける意気込みもあるだろう。枠順も有利な外なので期待しよう。

　単穴は新潟直線コースで３勝を挙げているアペルトゥーラ。新潟直線で３勝の実績にもかかわらず、前走の韋駄天Ｓで６着に敗れたせいか人気が下がっている。前走の敗戦はハンデもあっただろうし、狙いはもちろんアイビスＳＤなので仕上がり途上だったというのもある。ハンデ戦で軽ハンデ馬に敗れただけでは見限れない。むしろ前走の敗戦のおかげでおいしい配当になったので、積極的に狙っていこう。

　もう１頭ダイメイプリンセスを押さえておこう。今回は前売り１番人気だが、父のキングヘイローはこのコースでは高回収率種牡馬だ。新潟直線コース２戦無敗で２勝とも２着に２馬身差以上つけて勝っているし、有利な外枠を引いたのも魅力だ。

　上記４頭のボックスで勝負。