サトノノブレスが逃げていたが、後方に付けた同馬主同厩舎のサトノダイヤモンドに有利な流れを作るためのラビットだと思って見ていた。しかし、中京の長い直線でもその脚は衰えない。最後は１番人気のスワーヴリチャードが貫禄勝ちを収めたものの、それに次ぐ２着に粘った。８歳にして久々の好走を見せた。1000m通過が63秒というかなり遅いペースも味方した。

　勝ったのは１番人気のスワーヴリチャード。今回は前目からのレースだった。前述通りペースが遅かったので前目に付けたのだろう。サトノノブレスが意外に粘っていたが、最後はきっちりと差し切って力を示した。

　２着は前述のサトノノブレスだったが、それに次ぐサトノダイヤモンドが３着だった。道中は後方に付けたが、ペースが遅く前が止まってくれなかった。ラビット役のサトノノブレスがもっと速いペースで飛ばしてくれたら、もっと楽な展開になったかもしれない。しかし、そうすると頭数が少ないのでノブレスに付いていこうとする馬がいなくなって結局共倒れになった可能性もある。サトノ＆池江厩舎の２頭は両方とも馬券圏内に入っているのだから、陣営としては（勝った馬は強かったが）ベストのレースをしたということなのだろうか？

　４着争いは３着候補として狙った昨年の覇者ヤマカツエースが接戦を制した。サトノノブレスがいなかったら三連単的中だったのだが。

外れ