荒れるイメージのあるハンデ戦だが、今年は57.5kg以上を背負う馬がおらず斤量差も割と小さい。穴を開けてくれそうな軽ハンデ馬もいないので、ローカルハンデＧIIIとはいえ無理に穴を狙いに行くこともないだろう。とりあえず軸は堅そうなところを狙おう。

　本命は小倉大賞典の覇者トリオンフとする。小倉コースは３戦２勝２着１回と得意としているコースだ。小倉大賞典と比べて距離が200m伸びるが、前走の鳴尾記念で２着に来ている通り2000mは問題ない。そもそも母父がダンスインザダークなので距離は伸びたほうが良いだろう。また、武豊騎手が騎乗するのも魅力である。

　相手筆頭は七夕賞２着のマイネルサージュ。ここ２戦福島でオープンを勝って七夕賞２着とローカルは得意である。前走の七夕賞も斤量が勝ち馬と一緒だったら勝っていただろう。今回は小倉が得意な和田騎手に乗り替わりというのも好材料である。レイクビラファーム生産馬のワンツーと行きたいところだ。

　もう１頭人気の一角だが半年ぶりのレースを勝ってここに臨むサンマルティンを押さえておこう。昨年のこのレースのハナ差２着馬である。その時はハンデさえなければ間違いなく勝てていただろう。コース実績に期待しよう。血統もＧＩ３着を何度も繰り返した重賞３勝馬ディアデラノビアが母でコース相性の良いハービンジャーが父の良血馬である。