本命はエリザベス女王杯の覇者モズカッチャンとする。昨年の春はフローラＳ勝ちからオークス２着と活躍していたが、秋になるとさらに力を付けてＧＩを勝つまでに成長した。今年はここから始動だが大崩れしないタイプであり、いきなりでも期待できる。重賞男デムーロ騎手が騎乗しているのも魅力なので期待しよう。

　相手筆頭は厩舎２頭出しで勝負を賭けてきた音無厩舎の一頭ミッキーロケットとする。昨年の日経新春杯を勝っているのでコースは問題ないだろう。昨年のこのレースは４着だった。ここ２戦は57.5kgのハンデを背負わされていたが、今回は別定で斤量が56kgまで軽くなるので狙ってみよう。

　相手２番手は昨年のエリザベス女王杯でクビ差の２着だったクロコスミアとする。エリ女でモズカッチャンと差の無いレースをしたのに人気面で差が出ているのだから、配当の妙味を考えるとこの馬が最もおいしいと言えるだろう。

　人気のダービー馬レイデオロだが、実績や底を見せていない点を考えると押さえざるを得ない。ただし、ジャパンカップから京都記念へ直行する馬は人気の有無にかかわらずまず京都記念では来ないので、その点が不安である。ジャパンカップ２着で賞金を加算できたのでここで無理に賞金を加える必要も少なく、仕上がりは万全でない可能性が高い。まあ、８割の力でも連に絡めるだけの力は持っているだろうから押さえはするが、あくまで押さえとしよう。