途中からハナに立ち４コーナーも先頭で迎えたアスターサムソンが最後の直線では突き離し５馬身差の堂々たる勝利だった。出遅れたが徐々に進出し、障害も無難にこなして２周目向正面では先頭に立った。ペースが遅かったこともあるが、一旦先頭に立ってからは後続を寄せ付けなかった。同じ中竹厩舎でも京都実績を考えてヨカグラを狙っていたのだが、勝ったのは京都も重賞も初挑戦のアスターサムソンだった。

　２着は大きく離されて番手追走のテイエムオペラドンが粘っていたが、最後にルペールノエルが差してきてどうにか交わした。ルペールノエルは勝ちきれないが（落馬した昨年のこのレースを除くと）良いところまでは届く。頭で狙うには向いていないということなのだろうか。今回は惜しかったというよりはどうにか２着まで届いたといった感じだった。ただし、最後から３つ目の障害で落鉄していたようで、それがなかなかエンジンがかからなかった原因にもなったのだろう。いつ重賞を勝ってもおかしくない馬なのだが、なかなか勝ちきれない。

　というわけで馬単狙いが裏目に出た…と思ったのだが勝ち馬はもともと買っていないのであった。馬単の相手でも狙えなかった馬なので配当が安くなる馬連で勝負したとしたらなおさら手が回らないな。

外れ