本命はスプリンターズＳ２連覇のレッドファルクスとする。昨年のこのレースは馬場が渋ったこともあり３着に敗れているが、改めて期待したい。ＣＢＣ賞を勝っているので中京コースが合わないということはない。前走の阪急杯は３着だが58kgを背負いながら良い脚を使っていた。斤量と100%の仕上がりではないということを考えるとタイム差なしの３着は上出来だろう。もちろん目標はここである。鞍上がデムーロ騎手というのも頼もしい。昨年のリベンジといきたいところだ。

　相手筆頭は香港馬ブリザード。昨年のスプリンターズＳで来日しているが、その時は５着だった。しかし、スタート直後に両サイドから挟まれて他の馬にぶつかるアクシデントがあり、それで勝ち馬レッドファルクスと0.2秒差なのだから地力は高く日本の馬場にも合っている。香港の馬が日本に遠征してくると本気で仕上げていることが多く、期待できそうだ。

　相手２番手は中京芝1200mが得意なオレハマッテルゼ産駒のキングハート。前走は中山芝1200mのオーシャンＳを勝っているが、オレハマッテルゼ産駒は中山は得意ではない。それで重賞を勝つのだから産駒成績の良い中京ではもっと期待できるだろう。

　その他の馬では昨年のこのレースの覇者セイウンコウセイと、そのセイウンコウセイに前哨戦のシルクロードＳで２馬身差を付けて勝ったファインニードルを押さえておこう。