日経賞といえば江田照男。生涯単勝回収率4021%を誇っている。黙って買ってるだけでカネが40倍以上に増える。（まあ、テンジンショウグンとネコパンチの２頭で回収率を稼いでいるのだが。）その江田照男騎手は今年は出走なし。出てきたら狙うのだが残念だ。

　中山芝2500mというクセのあるコースなのでコース回収率が良いハービンジャー産駒のトーセンバジルを本命としよう。ハービンジャー産駒のこのコースでの成績は回収率だけではなく勝率も高く、今回出走する馬の父の中で最も高い。ディープインパクトやキングカメハメハの産駒が苦手なコースではこういう馬を積極的に狙いたいところだ。鞍上がデムーロ騎手というのも期待できる。前売り１番人気のキセキにずっと乗ってきたのに敢えてトーセンバジルに乗ってくるのだからそれだけ期待されているのだろうし勝負がかりでもある。香港ヴァーズで３着の好走をしたこの馬の力に期待しよう。

　相手は前走準オープンながら３馬身半差の圧勝をして勢いに乗るガンコと、逃げ粘りに期待できる日経新春杯２着馬ロードヴァンドールとしよう。

　このコースはリーディング上位のディープインパクトとキングカメハメハという２大種牡馬の産駒成績があまり良くない。１番人気のキセキは父父キングカメハメハで母母ディープインパクト産駒なので血統面で不安である。菊花賞を１番人気で制している実力は魅力だが、配当的な妙味がないので今回は消すことにしよう。