ハンデ戦で荒れるイメージの強い日経新春杯だが、ここ４年のうち３回が１，２番人気のワンツーで決まっている。以前はイメージだけではなく実際に荒れていたのだが、傾向が変わってきたのかもしれない。

　そこで人気上位の馬を狙うこととする。パフォーマプロミスとモンドインテロが中心だ。人気が割れている中での（これを書いてる時点での）１，２番人気だが奇しくもこの２頭にはデムーロとルメールが乗っているのだから狙うしかないだろう。

　パフォーマプロミスは準オープンを勝ったばかりだが、条件戦では安定した成績を残している。オープン入りしたばかりなのでハンデも54kgとそれほど重くない。６歳だが晩成型で成長力のあるステイゴールド産駒であり、また、キャリア自体は年齢の割に少ないので消耗も少ない。例年好走する４歳馬が今年は不在なので、６歳でも上がり馬なこの馬を狙ってみよう。

　モンドインテロは昨年のこのレースの３着馬である。それで昨年より0.5kg増なのだが、実力はこのメンバーでは上位だ。昨年の勝ち馬ミッキーロケットは+2.5kgなのだから逆転もあるだろう。鞍上のルメールにも期待して対抗としよう。なお、ミッキーロケットは昨年の覇者であり人気にもなっているものの、斤量が2.5kg増なので今回は無印とする。ハンデが大幅に増えた前年の勝ち馬は人気で消えることが多い。

　人気２頭が本線だが、穴を狙うとすればガンコ。前走で1000万条件を勝ったばかりでいきなりのＧIIだが、52kgという軽量なのでハンデ差を活かして好走の可能性もある。軽ハンデの酒井といえばハンデ戦で穴を狙う王道パターンなので押さえておこう。