皐月賞トライアルのスプリングＳであるが、もう１つのトライアルＧIIである弥生賞と比べたら堅く収まらないことが多い。デビュー以来ダノンプレミアム以外には負けていない朝日杯フューチュリティＳ２着馬ステルヴィオが実績はトップだが、１番人気が凡走することが多いレースでもある。絶対的な信頼がおける馬でない限りは軸にはしない方がいいだろう。

　本命は良血馬ルーカスとする。あのモーリスの全弟である。２歳時は荒削りな部分が見られたが、ここは素質に期待して本命としよう。素質馬だけに力を付けてくればかなり強いはずである。クラシック候補がここで無様な負け方はしないだろう。鞍上も引き続きデムーロが騎乗するので期待できる。ホープフルＳは惨敗だったものの、巻き返しに期待しよう。

　相手本線はエポカドーロ。前走は500万条件ながらあのエリモピクシーの仔という良血のスーパーフェザーに３馬身半差の圧勝をした。今回も逃げ切りに期待しよう。

　その他の馬では前走中央の芝で勝利を飾りここでどうしても皐月賞の権利が欲しいであろうハッピーグリンを押さえておく。また、ステルヴィオも軸にはできなかったが相手としては押さえておこう。