プロは馬券でメシを食う?

バックナンバー('98 4/12 - 4/26)

4/26

京都 シルクロードステークス (G III) 芝1200m
5歳上別定
 某競馬新聞のこのレースの欄を見てみると各予想家の印はバラバラである。しかるにそこには「順当」と記されている。競馬新聞の予想とはいえ、このようにいい加減なところもある。ましてWWW上の個人ページの予想なんてたかが知れたものなのかもしれない。

 オークス馬キョウエイマーチは昨年のマイルCSで2着という実績がある。ここの予想では距離が短いことを理由に消しにしてしまったが、マイルなら守備範囲らしい。しかし、彼女の父はダンシングブレーヴ。長距離血統。母の父がブレイヴェストローマンなので、血統的に短距離は×と簡単には判断できないが、マイルならともかくスプリントでは短い気がする。力のある馬なので一応押さえておくが、軸にはしがたい。

 ワシントンカラーは昨年のスプリンターズS3着というのが光っている。スプリントでは7戦4勝。しかし、ダートのほうが実績を残しており、芝で活躍したのも馬場が荒れていたときばかりであるので、開催週の馬場ではどうかという気もする。重馬場になってくれれば面白い馬であるが。

 シーキングザパールは4歳である昨年の春の実績が凄い。どれだけ成長したかということが鍵を握るだろう。また、休養明けだが喉の手術をしていたのでそれが吉とでるか凶と出るかということも気がかりである。一応押さえてはおくが、軸にはしない。

 では我が本命はどの馬かというと、スギノハヤカゼ。この馬はそれほど人気にはならないだろうが、かなりの実力を秘めた馬だと思う。ただし、「1400m以下の距離において」という条件が付くが。はっきりいってマイルでは全然だめ。典型的なスプリントのスペシャリストと言えるだろう。G1高松宮記念のステップレースだけに、このようなスペシャリストが活躍できると思う。新G1ができてから、フラワーパーク、ビコーペガサスといったスプリンタータイプの馬が必ず連対してきているのだし、G3とは言え距離適性が問われるレースなのだろう。斤量59kgというのが気がかりといえば気がかりだが。

 その他ではマサラッキシンコウフォレストといったスプリンタータイプの馬が狙い目である。




スギノハヤカゼ キョウエイマーチ500pts
ワシントンカラー
シーキングザパール
マサラッキ
シンコウフォレスト

1着シーキングザパール配当 1680
2着マサラッキコメント

4/19

中山 皐月賞 (G I) 芝2000m
4歳牡牝定量

 卯月(4月)に行われても皐月賞。どうして五月賞なのだろうか?世界七不思議のうちの一つである(嘘)

 先週の桜花賞を制したのは武豊である。武ばっかり勝っても面白くないかもしれないが、今週も武で堅いだろう。それくらいスペシャルウィークには死角が見あたらないのである。弥生賞の勝ち方は完璧だったし、皐月賞にふさわしい仕上がりの早そうな馬である。ダービーならどうかわからないが皐月賞は堅いだろう。

 Sウィークを軸にして相手の筆頭はやはり弥生賞2着のセイウンスカイ。弥生賞はSウィークと差のない競馬で3着キングヘイロー以下を突き放した。レベルの高いレースでの連対は価値がある。そして今回は横山典に乗り替わり勝負がかりと見た。

 その他では岡部に乗り替わるディヴァインライトが注目できる。皐月賞はいまいちだったが、関東馬でありながら毎日杯に遠征し2着と健闘している。キャリア4戦だが関東という地の利がいかせれば連に絡むことができるだろう。

 皐月賞は若葉S組が毎年のように連に絡むのが、若葉S組からはフジラッキーボーイを狙ってみよう。若葉S1着のクリーンプレゼンスは骨折したようだが首差の2着であるフジラッキーボーイは期待がもてる。大して人気にならないだろうし。この馬も弥生賞からブリンカーを装着しており、その効果で若葉Sで連対したのだろう。こういう上り調子の馬こそ狙い目である。抽選馬だが頑張ってほしい。

 さらにもう1頭クリールサイクロンも押さえておこう。皐月賞ではあまいパッとしないスプリングS勝ち馬だが、スプリングSはつい最近まで皐月賞の前に中2週で行われていた。しかし、現在は中3週である。つまりローテーション的にはちょうどよい間隔である。過去のイメージとしてスプリングS組は不振という一般的なイメージがあるのでそれほど人気にはならないだろう。人気の盲点であるので狙い目である。




スペシャルウィーク セイウンスカイ1500pts
ディヴァインライト800pts
クリールサイクロン400pts
フジラッキーボーイ300pts

1着セイウンスカイ配当 1710
2着キングヘイローコメント

4/18

中山 中山大障害 芝4100m
5歳上別定

 中山大障害3勝馬ポレールが出てくるかと思ったのだが、登録されていないもよう。ポレールが出てきたら本命にしようと思ったのだが。ポレール - アワパラゴンの直接対決は見られないのか?

 というわけでポレールが出ないのならアワパラゴンが本命だ。中山大障害の斤量別定条件は「中山大障害1勝毎2kg増」というもの。昨秋はポレールが他馬より6キロ上の斤量に泣かされ惜しくも2着だったが、今回のアワパラゴンは昨年の数々の重賞実績にもかかわらず他馬と同じ59kgで走れるというのがなんとも心強い。中山大障害は初めてのコースだが、これだけの実績馬ならやれるだろう。

 相手は昨秋の勝者ケイティータイガー。もう10歳だが、前回の東京障害特別を制しており力は衰えていない。晩成型の馬なんだろう。他の馬よりも2kgほど多く背負わされるが、東京障害特別より0.5kgほど負担が軽くなっており問題ない。さすがにポレールみたいに65kgなら考えるが、61kgなら大丈夫だろう。

 というわけで、この実績馬の馬連一点で勝負!




アワパラゴンケイティタイガー3000pts

1着ノーザンレインボー配当 690
2着ケイティタイガーコメント

4/12

阪神 桜花賞 (G I) 芝 1600m
4歳定量

 有力視される馬が何頭もいてどれが勝ってもおかしくないようなレースだ。昨年の牡馬クラシックを思わせる混戦ぶりである。

 本命はダンツシリウス。マイルの重賞を2連勝しているのがこころ強い。阪神のマイルは先行争いが激しく差馬有利になりがちだが、後ろからいける強みもある。今までそれほど人気にならなかったが、結果を残してきているので期待がもてる。今回はひょっとしたら人気を背負うかもしれないが。キャリア11戦で連対率が5割を切るのが難点だが、尻上がりに調子をあげているので調子がものを言う牝馬戦なら信頼できるだろう。

 今回はどう買おうとそれなりの配当になると思うので手広く流す(とかいっててこの予想が当たったにも関わらず元割れしていても責任はもたないが(笑))。まず相手の筆頭はエイダイクインだ。メジロマックイーン産駒が桜花賞は????と思ったので軸にしなかったが力はかなりものもを秘めていると思う。そしてロンドンブリッジ。前回を叩いて今回はやってくれると思ったが、1400mまでしか経験がないので割引いた。

 その他ではパプティスタファレノプシスマックスキャンドゥに同コースのG1覇者アインブライド、伏兵エアデジャヴー、キャリアは浅いが一発のありそうなロッチラヴウインクが相手。




ダンツシリウス エイダイクイン500pts
ロンドンブリッジ
パプティスタ300pts
ファレノプシス
マックスキャンドゥ
アインブライド200pts
エアデジャヴー
ロッチラヴウインク

1着ファレノプシス配当 2010
2着ロンドンブリッジコメント


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