今週はダービーウィークで世の中はダービー一色であるが、３歳馬の重賞がもう１つ行われる。昨年から重賞になった葵ステークスである。ダービーの半分の距離で行われるので、ダービーに出走できなかった馬のレースというよりは短距離向きの馬のレースだ。

　本命はいかにも短距離が向きそうな血統のケイアイサクソニーとする。父は「世界のロードカナロア」で母父もマイルや短距離で大活躍したタイキシャトルである。血統的な背景から短距離はかなり得意そうだ。ちなみにロードカナロア産駒はアーモンドアイの様に母系によっては距離が伸びても走るのだが、ケイアイサクソニーは母も短距離馬である。母自身が1200mで活躍した馬であり母父タイキシャトル母母父ウォーニングなら明らかに短距離向きだろう。今回は最内の１枠を引いたので、逃げ馬のこの馬にとっては好条件だ。さらに、鞍上が逃げ馬が得意な和田騎手に乗り替わりである。500万条件を勝ったばかりの馬だが、ここに来て力をつけており、あっさり逃げ切るだろう。

　相手筆頭は４連勝のディアンドル。本命馬の鞍上強化がなければこちらを本命にする予定だった。

　その他の馬では重賞２着の実績がある良血馬アウィルアウェイ、重要ステップレース橘Ｓの勝ち馬ディープダイバーを狙ってみよう。

　なお、３歳馬連の対象レースであり馬連の配当が上乗せされるので馬連で勝負する。