障害王者のオジュウチョウサンが出走することで話題になっているレースである。人気になるようならいかにも危険な人気馬という感じだったが、これを書いている時点で単勝14.5倍とさすがにそこまでいないのが残念だ。話題ほどには人気になっていないようである。前走３勝クラスで0.8秒差の10着だとさすがに厳しそうだ。それでも単勝はやや過剰人気気味であり、他の券種よりは売れている。そこでオジュウチョウサン以外の馬の単勝で勝負するとおいしい配当にありつけるだろう。というわけで今回は単勝を中心に勝負。

　さて、狙い馬であるが穴っぽいところを狙ってタイセイトレイルとトラストケンシンにする。

　タイセイトレイルは重賞実績こそないものの今年に入ってから９戦して全て馬券圏内という安定した成績を残している。そして、今回は中谷騎手から戸崎騎手に乗り替わりである。大幅な鞍上強化であり、勝負がかりと見た。もちろん騎手の腕にも期待できる。また、ハーツクライ産駒はこのレースで３勝を挙げているレースとの相性が良い種牡馬である。これは狙い目だろう。

　もう１頭の狙い馬トラストケンシンもハーツクライ産駒である。前走は３勝クラスの六社特別で２着で今回は格上挑戦となる。しかし、同レース10着のオジュウチョウサンよりも単勝配当は高そうだ。格上挑戦となるため53kgという軽斤量で出走できるのが魅力である。２着だった六社特別では勝ち馬アフリカンゴールドとの斤量差は1kgだったが、今回は2kgに開いている。この斤量の手頃さとハーツクライのレースとの相性の良さに期待して狙ってみよう。

　馬券の狙いは単勝が中心だが、狙い馬２頭が両方来たらラッキーということで馬連とワイドも一応押さえておこう。