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2019年12月22日(日) 5回中山8日目 15:25発走
11R 第64回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立

 暮れの風物詩有馬記念である。有馬記念は国民的行事と化しており、普段競馬をやらない人も馬券に参加する。そういう人は誕生日などのラッキーナンバーや語呂合わせなど馬の能力や適性と無関係に買う人も多い。そしてその様な馬券は全ての馬にほぼ均等にばら撒かれるだろうから、結果として人気サイドの配当がおいしくなる。したがって、人気サイドを狙うのが得策である。

 本命は1番人気のアーモンドアイとする。この馬は2戦目で勝ってからはほぼ完璧な成績で、唯一敗れた安田記念も勝ち馬とはタイム差無しの3着という実績である。今年は凱旋門賞に挑戦するプランもあったが、結局国内に専念することになり天皇賞(秋)で3馬身差の圧勝を果たした。当初は有馬記念には出ないと言っていたが、ファン投票1位となったこともあってか出走することとなった。急遽出走することとなったこともあり、仕上がりぐらいが懸念されるが、JCを使ったのならともかく秋天から間をあけての出走なのでそれほど問題ないだろう。100%の仕上がりではないかもしれないが、この馬の実力を考えると70%ぐらいの仕上がりでも勝てる。また、ルメール騎手を確保したことからも本気で勝負に来ている可能性が高い。ロードカナロア産駒だけに初距離である2500mも不安材料だが、昨年のJCをレコード勝ちしていることから問題ない。JCと比べたら100m長いものの、スタミナの必要な東京芝2400mをこなせるのだから中山芝2500mもこなせるだろう。もともと有馬記念は1番人気が強いレースなので、本命にしよう。

 相手は有馬記念に強い3歳馬を狙ってみる。3歳とはいえあと2週ほどで4歳なわけであり、それでいて斤量面での恩恵を受けられるので、有馬記念では3歳馬の活躍が目立つのだろう。

 相手本線は皐月賞馬サートゥルナーリア。この馬もロードカナロア産駒だ。それ故に距離が懸念される。しかし、母が日米オークス馬のシーザリオであり、また、2400mの神戸新聞杯を勝っているのでそれほど問題はないだろう。距離は伸びるもののGIを2勝している中山コースに戻るので活躍が期待できる。

 もう1頭菊花賞馬のワールドプレミアを押さえておく。有馬記念の前走レース別成績は菊花賞が最も高く、また、前走菊花賞の馬は回収率も単複ともに100%を超えている。その菊花賞を勝ったのだから押さえておこう。

 サートゥルナーリアの角居厩舎は2頭出し、ワールドプレミアの友道厩舎は3頭出しと勝負がかりの様に見えるが、勝負馬はどちらも3歳馬だろう。今週は馬連配当にプレミアが付くので、アーモンドアイから多頭出し厩舎の3歳馬2頭に馬連で流して勝負だ。

結論
[馬連]
09-10 ・・・3000pts
07-09 ・・・2000pts
b馬名性齢騎手斤量
1 1 スカーレットカラー 牝4 岩田康誠55
1 2 スワーヴリチャード 牡5 O.マーフ57
B2 3 エタリオウ 牡4 横山典弘57
2 4 スティッフェリオ 牡5 丸山元気57
3 5 フィエールマン 牡4 *池添謙一57
3 6 リスグラシュー 牝5 D.レーン55
4 7ワールドプレミア 牡3 武豊 55
B4 8 レイデオロ 牡5 *三浦皇成57
5 9アーモンドアイ 牝4 C.ルメー55
510サートゥルナーリア 牡3 C.スミヨ55
611 キセキ 牡5 *R.ムーア57
612 クロコスミア 牝6 藤岡佑介55
713 アルアイン 牡5 *松山弘平57
714 ヴェロックス 牡3 川田将雅55
815 アエロリット 牝5 *津村明秀55
816 シュヴァルグラン 牡7 *福永祐一57
レース後のコメント

 リスグラシューがあっさりと抜け出し、後続に5馬身差をつけてグランプリ春秋連覇を達成した。強い勝ち方だった。「1年の間に同じ馬でGI競走2勝以上を挙げ、年内に同じ馬でGIへ出走する当日に限り騎乗が可能」という特例(通称デムーロルール)でレーン騎手を呼び寄せて出走しただけのことはある。海外遠征帰りということを懸念して無印としたが、仕上がりは万全だった。これで引退するそうだが、今年に入ってからますます成長して強くなっている。ここで引退とはもったいない。

 2着は3歳馬サートゥルナーリア。得意の中山に戻って復活した。強い内容だったが、勝った馬が強すぎた。同厩舎で普段は先行するキセキが出遅れて、結果として同厩舎同士で同じ様な位置取りとなった。キセキが逃げていれば結果も変わっていたかもしれない。そのキセキも出遅れがありながらも5着に善戦しているので、まともにスタートしていれば勝っていたかもしれない。

 3着も3歳のワールドプレミアだ。菊花賞馬の名にかけて善戦したが、惜しくも皐月賞馬に及ばなかった。

 我が本命で断然人気のアーモンドアイは、直線で一瞬先頭に並んだが、そこで力尽き、下がる一方だった。結果は9着に惨敗。状態が万全ではなくても力の差でどうにかなると思っていたのだが、熱発の影響は想像以上に大きかった。

外れ


2019年12月22日(日) 5回中山8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第64回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
36 リスグラシュー牝5D.レーン 55 2.30.510-10-11-0934.7 26.7468 (栗)矢作芳人30000
510サートゥルナーリア牡3C.スミヨ 55 2.31.3513-13-11-0735.4 37.8504 +2(栗)角居勝彦12000
47ワールドプレミア牡3武豊 55 2.31.4クビ15-16-16-1635.0 413.4492 +8(栗)友道康夫7500
35 フィエールマン牡4池添謙一 57 2.31.61 1/210-10-09-0436.0 618.4482 (美)手塚貴久4500
611 キセキ牡5R.ムーア 57 2.31.6クビ12-12-11-0935.8 727.1506 (栗)角居勝彦3000
816 シュヴァルグラン牡7福永祐一 57 2.31.91 3/414-14-14-1335.814135.4470 +6(栗)友道康夫 
48 レイデオロ牡5三浦皇成 57 2.32.11 1/415-14-14-1336.0 935.8494 +8(美)藤沢和雄 
714 ヴェロックス牡3川田将雅 55 2.32.3108-08-09-0936.7 833.7494 +4(栗)中内田充 
59アーモンドアイ牝4C.ルメー 55 2.32.3ハナ08-08-07-0436.9 11.5486 +6(美)国枝栄 
1023 エタリオウ牡4横山典弘 57 2.32.4クビ05-05-05-0437.21085.0462 0(栗)友道康夫 
11713 アルアイン牡5松山弘平 57 2.32.82 1/204-04-03-0338.015160.6526 0(栗)池江泰寿 
1212 スワーヴリチャード牡5O.マーフ 57 2.33.6506-06-06-0738.3 517.5526+10(栗)庄野靖志 
1324 スティッフェリオ牡5丸山元気 57 2.34.02 1/202-02-02-0239.913133.4456 +8(栗)音無秀孝 
14815 アエロリット牝5津村明秀 55 2.35.0601-01-01-0142.112107.1514 -2(美)菊沢隆徳 
1511 スカーレットカラー牝4岩田康誠 55 2.35.31 3/407-06-07-1339.811104.6474-12(栗)高橋亮 
16612 クロコスミア牝6藤岡佑介 55 2.35.3クビ02-03-03-1240.616207.1444 -4(栗)西浦勝一 

LAP  6.9-11.1-11.4-11.4-11.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.3-13.4-12.2-12.0
通過 29.4-40.8-52.3-64.5  上り 73.7-61.6-49.9-37.6  平均 1F:12.04 / 3F:36.12
単勝  6 \670
複勝  6 \210 / 10 \270 / 7 \390
枠連  3-5 \300 (1)
馬連  06-10 \2,990 (8)
ワイド 06-10 \850 (8)/ 06-07 \1,450 (13)/ 07-10 \2,000 (19)
馬単  06-10 \6,130 (16)
3連複 06-07-10 \10,750 (29/560)
3連単 06-10-07 \57,860 (151/3360)

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