本命はオメガパフューム、と書くと先週のジャパンカップも今週のチャレンジカップもデットーリ騎乗の馬を本命にして外れてるのに懲りないなという声が聞こえてきそうだが、デットーリ騎乗以外にも狙う理由がある。もちろんデットーリが騎乗することで自信度は上がっているが。中京に移って以降のチャンピオンズカップは前年の惜敗馬が勝つことが多い。サンビスタ（14年４着→15年１着）やサウンドトゥルー（15年３着→16年１着）の様に、前年目立たない程度に好走している馬が１年のうちに成長して勝つということが多いレースだ。中京ダート1800mは割りとクセのあるコースだが、前年コース適性があることが確認された馬が１年のうちに成長して勝利を物にするのである。オメガパフュームは昨年のチャンピオンズカップでは５着だった。その後、東京大賞典を勝ち帝王賞も勝って実力を見せている。ＪＢＣクラシックはハナ差の２着だった。そんな馬がデットーリを背に参戦してくるのだからこれは狙うしかない。昨年５着だったレース適性と、その後の成長、デットーリ騎乗と好条件が揃ったこの馬を本命としよう。デットーリもイーグルカフェでＪＣダートを勝てるのだから、オメガパフュームならそれよりずっと簡単に勝てるだろう。

　相手本線はクリソベリル。クリソライトの全弟であり、半姉には芝ＧＩ２勝のマリアライトがいる良血である。デビュー以来ここまで負け無しの５連勝でジャパンダートダービーも制している。また、前走日本テレビ盃も勝っているので古馬相手でも通用することが示された。ここまでの勝利はいずれも圧勝であり底を見せていない。川田騎手のお手馬にはＪＢＣクラシックを勝ったチュウワウィザードもいるが、その川田がクリソリベルを選んだのだからクリソリベルの方がより期待できる馬であるということだ。

　その他の馬では一昨年のこのレースの覇者でフェブラリーＳ３連対等多くのＧＩで好走しているゴールドドリーム、前走のみやこＳはハイペースや不利など悪条件が重なって惨敗したものの今年に入って東海ＳやフェブラリーＳを勝っているインティ、昨年末から連を外しておらず東海Ｓ２着なのでコースも問題ないチュウワウィザード、昨年のこのレースの２着馬ウェスタールンドを押さえておこう。